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2023年7月6日
数量限定。生誕100周年を迎えた池波正太郎とのコラボTシャツ|LANVIN COLLECTION
LANVIN COLLECTION|ランバン コレクション
「粋=élégant T」がテーマ。大人も着やすい上品なグラフィックTシャツが登場
フランス最古のクチュールメゾンである「LANVIN(ランバン)」のエスプリを引き継ぐ「LANVIN COLLECTION MEN’S(ランバン コレクション メンズ)」は、戦後を代表する小説家・池波正太郎とコラボレーションしたグラフィックTシャツを6月22日より、数量限定で発売を開始した。
Text by IGARASHI Riko
江戸っ子の目を持つ小説家・池波正太郎氏の審美眼を通して描かれたフランス
祐真朋樹氏がクリエイティブディレクターを務める「LANVIN COLLECTION MEN’S」。「LANVIN」のメンズクロージングがスタートした1920年代のパリにオマージュを捧げるために「エコール・ド・パリ」「ベルエポック」「パリ エキスポ」をテーマにグラフィックTシャツを制作した。
本コレクションでコラボレーションした相手は、今年生誕100周年を迎えた池波正太郎氏。戦後を代表する時代小説家・池波は、美食家や映画評論家としても著名で、フランス映画においては50年近く愛してきたこともあり、晩年には多くのヨーロッパ旅行をしている。その中でも特に贔屓にしていたのがフランスであり、訪れた時には絵画を描いており、その独特のタッチは様々な著書の中でも挿絵として使用されている。今回は、その希少なイラストの中から厳選した3作品がTシャツのデザインとなった。
「Garçon(ギャルソン)」は、池波エッセイの名作『散歩のとき何か食べたくなって』(新潮文庫)の表紙になったことでも有名な作品。藤田嗣治やピカソ、キスリングといったベルエポック期のアーティストに愛された、モンパルナスの老舗カフェレストラン「ク―ポール」の紳士と給仕が描かれている。
「À Paris(パリにて)」は舞台こそ定かではないが、池波氏がこよなく愛したパリの何気ない下町の日常が描かれた、まるで映画のワンシーンのような作品。
「Settle Jean(セトル・ジャン)」には、『あるシネマアディクトの旅』(文春文庫)をはじめ、多くの池波エッセイに登場する老舗居酒屋「B·O·F」と、その店主セトル・ジャンを描いた作品がプリントされている。
数々の著書からも男性の作法や生き方を説き、伝え続けた江戸の“粋”と、フランスにおける“エレガンス”を重ね合わせた言葉として「Le meilleur d’Edokko 粋=élégant」とTシャツに記載されている。着丈はやや短く程良いビッグシルエットで大人でも着やすく、テールには丸みがあり、スリット部分はガゼットで補強してある。ソフトな肌触りと滑らかな風合いのコットンスムース素材を使用した、エレガントに仕上げられたTシャツだ。
価格は全て1万6500円。数量限定で、ランバン コレクション表参道店やGINZA SIX店、オンラインストアで販売を開始している。
問い合わせ先
LANVIN MENS
https://www.mens.lanvin-collection.com/shop