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2020年8月24日
バリーが目指す、サステナブルなトレイル|Bally
Bally|バリー
バリーが山岳環境保全活動の範囲を拡大 新たな活動計画をリリース
バリー(Bally)が行っている、山岳の環境保護活動を行なうBally Oeak Outlookプロジェクトの今後の予定についてアナウンスされた。ヒマラヤ山脈だけでなく、日本の富士山やキリマンジャロに至るまで活動範囲を拡大していくという。
Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)
限定カプセルコレクションも展開
スイスのラグジュアリーブランド「バリー」(Bally)は、昨年Bally Oeak Outlookプロジェクトを立ち上げた。
これはエベレストのベースキャンプから山頂までの清掃登山をするというもの。史上初となる危険な試みだ。
環境活動家で登山家のダワ・スティーブン・シェルバ氏が率いる経験豊富な登山家のチームが、山道を清掃しながら標高8,848mのエベレスト登頂に成功。その結果、回収した廃棄物の総量は2トンにも上った。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、今春はエベレストへの入山が禁止されたため、2度目のエベレスト清掃登山を実施することは不可能だったが、バリーは2年計画の一連の活動を通して、ヒマラヤ地域への支援を継続していくという。
今後もダワ・スティーブン・シェルバ氏と再度協力し、ヒマラヤ山脈にそびえる8つの8,000m峰のベースキャンプ清掃を行う予定だ。
活動の対象となるのは、エベレスト山(8,848m)、カンチェジュンガ山(8,586m)、ローツェ山 (8,516m)、 マカルー山(8,481m)、チョ・オユー山(8,188m)、 ダウラギリ山(8,167m)マナスル山 (8,156m)、アンナプルナ山 (8,091m)。
Bally Peak Outlookプロジェクトでは、ヒマラヤ山脈のみならず、姉妹山における活動も計画している。
2020年秋には、日本の登山家で環境活動家の野口健氏及び富士山クラブと共同で、日本で山岳信仰の地として有名な富士山の清掃登山を実施し、到達が困難な高標高エリアでの廃棄物回収に挑む。
その後2021年には、タンザニアのキリマンジャロ山を活動の対象とし、地域の環境問題に向き合い、地元のレンジャーを支援して、山頂へ続くよりサステナブルなトレイルの実現を目指す予定だ。
最終的な目標は、人々の意識を高め、行動を引き起こすこと。2020年11月には限定カプセルコレクションをリリースし、バリーの活動への顧客の参加を促す。そこから得られる純利益はすべて、今後の環境保護プロジェクトの活動資金に充てられる。
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