新素材ソフトカーボンを使ったアイテムを展開する「hide k 1896」|hide k 1896
FASHION / NEWS
2019年12月12日

新素材ソフトカーボンを使ったアイテムを展開する「hide k 1896」|hide k 1896

hide k 1896|ヒデケイ1896

テクノロジーとクラフトマンシップが融合したアイテムに注目

ソフトカーボンを使用したアイテムを展開している「hide k 1896」。工業製品に使われる素材を日常の中に落とし込んだスタイリッシュなプロダクトが揃う。ブランドの世界観が体感できる「gallery de kasuga」が東京・表参道にオープン。こちらも要注目だ。

Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)

研究を重ねて作り上げられたマテリアル

1896年創業の麻問屋を起源とするカーボンブランド「hide k 1896」(ヒデケイ1896)。主に工業製品などに使われるカーボンだが、代表の春日秀之氏が開発した新素材“ソフトカーボン”を使用したアイテムを展開している。
軽量で丈夫、“硬い”というイメージがあるカーボンを、「もっと人間にちかいところへ、カーボンテキスタイルの本来のしなやかなさと魅力を伝えたい」という想いから生まれたのが“ソフトカーボン”だ。
カーボン繊維を特殊な素材で包み込めば、柔らかいカーボンシートが出来上がることが判明。その後も試行錯誤を続け、縫製可能なものにまでアップデートを施している。
レクサスやライカ、The Okura TOKYOなどとコラボレーションを実施し、限定アイテムなどもリリースしてきた。
アイテムに共通する魅力は、まったく異なる素材であるカーボンとレザーが、滑らかに融合しレザーだけでは実現できなかったスタイルをもっていること。
ラインナップは名刺入れ、ウォレット、バッグなど幅広く展開。ビジネスからカジュアルまで対応できるアイテムが取り揃う。

ブランドの世界観を伝える拠点「gallery de kasuga」もオープン

「hide k 1896」や、パリ発の永遠に白いブランド「BLANC BIJOU PARIS」(ブラン・ビジュ・パリス)の展開を中心に、現代アートを展示するギャラリーなどの機能を持つ新業態の複合商業施設「gallery de kasuga」(ギャラリー・ドゥ・カスガ)が、2019年11月にオープンした。
春日氏が、研究者として過ごした南仏とパリで培ったグローバルセンスを駆使し、“日本のモノづくりの伝統と革新を融合”をコンセプトとしてオープンした。
「BLANC BIJOU」は、2009年にパリで設立されたブランド。蛍石を原料とした素材PTFEの感性価値である“永遠の白さ”と“滑らかな触感“を表現している。アート、テーブルウェア、ファインジュエリーなどを展開している。
そのほか春日氏のアートコレクションなど、“素材”を切り口とした世界のアートピースを展示販売するギャラリーや、SCIENCE to ARTをテーマにキュレーションされた書籍やアートブックを展示販売するフロアも備わる。
また夜の時間帯には「サイエンス」「アート」「ビジネス」「SDGs」をテーマに春日氏が主宰する「アカデミア」を定期的に開催。多種多様なゲストスピーカーを招き、各業界の実例をベースに新たな“知”をシェアする予定だという。
hide k 1896
アイテム一例

Card case A
サイズ|W11×L7×D1cm
価格|2万2000円

Bi-fold wallet
サイズ|W11.5×L10×D2cm
価格|4万1800円

Long wallet
サイズ|W19cm×L9×D1.5cm
価格|4万6200円

Clutch bag
サイズ|W35cm×L25cm×D3.5cm
価格|14万3000円

Medium boston bag
サイズ|W40×L27×D14cm  
価格|25万3000円

Large boston bag
サイズ|W45cm×L29cm×D18.5cm
価格|36万3000円

gallery de kasuga
住所|東京都渋谷区神宮前5-6-5 PATH表参道A棟 1F
営業時間|11:00~20:00※変更となる場合がございます
定休日|火曜
問い合わせ先

gallery de kasuga
Tel.03-6427-7319
https://www.gallerydekasuga.com/ja/

                      
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