ニットスカートを二つ折りにして腹巻きに見立てた寅さんルック！

――2013春夏コレクションのテーマ／コンセプトは？

「EDOMAE TRAD / 江戸前トラッド」です。

――テーマ／コンセプトについて教えてください。

前シーズン（2012-13秋冬）のコレクションテーマである「男はつらいよ」の寅さんから学んだ「江戸の粋（いき）」をさらに磨きあげ、現代のトラッドでベーシックな要素とかけ合わせました。
東京発のファッションがもう一歩前に進むことを目指し、今の東京を拠点にしているビューティフル ピープルの江戸前流儀で、活きの良い新鮮なトラッドをベースにした一歩先のファッションを表現しています。

――キールック（コーディネイト）は？

タッターソール柄のジャケットとパンツのセットアップにダボシャツ、ニットスカートを二つ折りにして腹巻きに見立てた寅さんルック（下中）です。2013プレスプリングではレディースで表現したものを、ショーではメンズに着せて「男はつらいよ」のテーマ曲とともに登場しました。

――キーアイテムは？

江戸時代、身にまとうことが最高のステイタスであった鼈甲（べっこう）を模して、鼈甲の透明感まで表現したレイン対応トレンチコートや、クラシックなキッドモヘアのスーツ素材の3つ揃えのベストを江戸の祭り装束の「腹掛け」とかけ合せて作ったユニークな「腹掛け」ベストなど、江戸の要素をトラッドに落とし込んでいます。小物にもこだわり、寅さんも愛用する蛇革の雪駄をポップでカラフルな蛇革で作りました。

――キーカラーは？

江戸のベーシックな、紺、茶、鼠（グレー）を基本にしていますが、差し色として、カラフルなキャンディーカラーで作った雪駄や江戸前寿司のコハダのキラキラした鱗を表現した箔やアルミのプリントが映えると思っています。それとキーカラーとして和紙の白も提案しています。和紙をこよりのように撚（よ）って編んだ和紙ニットや、和紙をウール織機にかけて織った自然な白が日本の夏に映えるんじゃないかと思っています！

――注目しているデザイナー／ブランドを教えてください。

セリーヌ。潔く振りきれたものづくりの姿勢が凄くカッコ良いと思います。

――ファンにメッセージを。

パッと見の印象だけではなく、ぜひ一回ビューティフル ピープルの服に腕を通してみてください！　型紙や素材への圧倒的なこだわりを感じてもらえると思っています！

＜主な取り扱い店＞
メンズ｜伊勢丹新宿店 メンズクリエイターズエッジ、阪急メンズ東京 ガラージュD.エディット、世間知らず(ZOZOTOWN)、SHIPS JET BLUE、西武池袋本店BLOKEDGE
レディース｜LAPIS BEAMS、ZOZOTOhRCH(ZOZOTOWN)、BEAUTY & YOUTH UNITED ARROWS、ESTNATION、BARNEYS NEWYORK

beautiful people 青山店
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