theory|セオリー青山店 1日限定のイベントをレポート
theory|セオリー
青山店オープン1周年記念
“トリック”に満ちたイベント
「ニューベーシック」をコンセプトに、時代を反映したシンプルなデザインの服を発信し続けているニューヨークブランド、セオリー。去る8月24日(金)、Theory(セオリー)青山店にてリニューアルオープン1周年の記念イベントが開催された。「白」をテーマにした1階と、「黒」をテーマにした2階。それぞれ異なる趣向でゲストを楽しませてくれた。
Photographs by OZAKI MakotoText by KASE Tomoshige(OPENERS)
明るい1階にはショップインショップ。2階は……
1998年に日本上陸して以来、幅広い世代に支持されているニューヨーク発のカジュアルブランド、セオリー。フラッグシップショップの青山店が移転リニューアルして1周年を迎えた8月24日(金)、同店にてスペシャルなイベントが開催された。
「白」がテーマとなった1階には、3つのコーナーが設けられた。まずは無地のTシャツ(1500円)やトートバッグ(1000円)などに、お好みのシルクスクリーンプリントを施してくれるブースである。1周年記念のモチーフとなったハート型を、さまざまな色や大きさでプリント。渇くまでに少々時間を要するが、訪れたゲストたちは自分だけのオリジナルアイテムを注文、イベントを楽しみながら出来上がりを待っていた。
続いては1周年記念のこの日のみの限定販売となった、“I LOVE THEORY”の文字をデザインした多数のグッズ。ステッカー、マグカップ、ボールペン、鏡、缶バッジなどさまざまなアイテムを揃えており、セオリーのファンを喜ばせた。
そして3つ目は、オーガニック野菜の販売である。NYのチェルシー・マーケットをイメージし、カラフルで楽しい形の野菜がズラリ。北海道、奈良、岐阜などで栽培された、トマトベリー、バターナッツ(カボチャの一種)、ローザビアンカ(キュウリの一種)などを揃えていた。このブースはかなりの盛況で、色とりどりの野菜を購入したゲストもじつに多かった。
いっぽう、「黒」をテーマとした2階に上がるときにはペンライトが手渡され、この時点で何かの“トリック”があると期待させられる。黒の緞帳を開けると、中は暗闇! ペンライトを手に入っていくと、中央にはマネキンが何体かあるが、その中の1体が本物のモデルという仕掛け。またあたりを見回すと、セオリーの服を着たモデルが何人か“配置”されていた。
一瞬かなり驚くが、慣れてしまえばこの暗闇がかえって心地よさそうだ。また2階にはマジシャンも常駐(!)し、希望すればカードトリックも披露してくれる。これがまたゲストたちに好評で、暗闇に驚きの声と嬌声が響いていた。
1階と2階の“仕掛け”を、対照的な趣向で構成したセオリー青山店の1周年記念イベント。トリックに満ちた夏の夜を過ごしたゲストたちは、みな満ち足りた表情で、誰もがショップを立ち去り難そうな様子であった。
Theory Market
イベント日時|8月24日(金)16:00~21:00
Theory 青山店
東京都港区南青山5-5-5
Tel.03-5766-5270