GUCCI|今季のキーアイテム、新作スニーカーが登場
GUCCI|グッチ
フォーマルとインフォーマルの交錯
今季のキーアイテム、新作スニーカーが登場
グッチ2014年春夏コレクションのランウェイですべてのルックにコーディネイトされ、注目を集めたスニーカーがいよいよショップにお目見えした。アッパーにはドレスシューズ同様の上質なレザーを、ソールにはスポーティなラバーを組み合わせたデザインは、カジュアルだけでなくドレッシーな着こなしにもマッチする、スニーカーの新たな提案である。
Photograph by JAMANDFIXText by FUJITA Mayu(OPENERS)
この春、足元は断然スニーカー
グッチといえばブランドの代名詞であるホースビットローファーが人気だが、日本ではこれに次いで好評なのがスニーカーである。定番からシーズナルアイテムまでラインナップも豊富に揃い、2010年からは毎年日本限定シリーズも展開されているほど。とくに近年はスニーカー自体がトレンドアイテムとして世代、性別を問わず注目を集め、毎日のワードローブのなかで市民権を得ている。こうした向きは日本だけに留まらず、世界のファッションシーンも同様であり、その証拠にグッチの2014年春夏コレクションでは、すべてのルックにスニーカーがコーディネイトされた。
しかし、グッチが提案するスニーカーは巷に溢れるそれとはひと味異なる、遊び心とエレガンスとに溢れている。今季コレクションでテーマのひとつに掲げた“フォーマルとインフォーマルの交錯”という提案は、たとえばイヴニングにスニーカーを合わせてしまう大胆な構成にも当てはまるが、クラシックなレースアップシューズ同様の上質なレザーを用いて、伝統の手仕事でスポーティなスニーカーに仕上げたこれらのシューズにこそ象徴される。
いずれも柔らかくしなやかな一枚革のカーフレザーが使用されており、切りっぱなしの仕様が抜け感を演出する。ショートとミドルの2型を揃え、紋章をイメージした“グッチ クレスト”ロゴがヒール部分にのみさりげなくプリントされている。シックなブラック、ブラウンレザーのベーシックカラーをはじめ、コレクションのキーカラーであるブルーやイエロー、また、ウェアでも印象的に取り入れられた伝統の「フローラ」パターンのアレンジなど、同じ型でも表情はじつにさまざま。
ブラックレザーに「フローラ」が鮮やかに描かれたシューズは全面にパンチングがほどこされ、より軽量でスポーティに。また、唯一レザーではなくハイテクキャンバス地が使われたスニーカーは、おなじ「フローラ」でもカラーを統一することでカモフラージュ柄のようにアレンジされている。同様の生地はウェアやトートバッグにも使われており、シーズンをもっとも象徴するアイテムといえる。カジュアルにもドレッシーなスタイルにもマッチするグッチの新作が、着こなしの幅を大きく広げてくれそうだ。
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