「ジョンロブジャーミンストリート店」現地取材！｜JOHN LOBB

JOHN LOBB｜ジョンロブ

定番、新作をフルラインナップするジョンロブの世界旗艦店

「ジョンロブジャーミンストリート店」の魅力

英国紳士の身だしなみのすべてがこの通りで揃うといわれる、ロンドンのジャーミンストリート（Jermyn Street）。ここに「ジョンロブジャーミンストリート店」がある。街並みになじむクラシックな入口を抜けると、ジョンロブカラーに包まれたモダンな空間が広がっている。

Text by KAJII Makoto （OPENERS）Photographs by ARAKI Ryuji

世界で一番“売る”店

ロンドン取材班を迎えてくれたのは、ジョンロブジャーミンストリート店のノエル・アレン（Noel Allen）。1996年から店長を務める、48歳の紳士だ。

ジョンロブを代表するこのフラッグシップショップを訪れるのは、ジョンロブを愛してやまぬコアなファン、英国のVIPやセレブリティ、世界中のビジネスマン、そして観光客までじつに多彩。もちろん日本からの客も多いという。

「日本人のお客さまは、靴が大好きで、靴に対する知識も豊富です。そのうえ、モデルのデザインやクオリティなどについて『もっと知りたい』という方が多いのです。私も30年近く靴を販売していますが、接客していてとても楽しいですね」とアレン店長。

ロンドンでジョンロブを履いている男性の印象を尋ねると、「金融街であるロンドンならではのビジネスマン、企業家、クリエイティブ関係の方、富裕層の方。そして若い方では自営業が多いですね。あくまで私見ですが、知的で謙虚。装いも、乗っているクルマも、住まいも、みなさんこれ見よがしなところがなく、控えめな感じを受けます。私たちとおなじ情熱をもった、さまざまな職業の方と接することができるのが、喜びですね」

ジョンロブを“成功のシンボル”として履いている男性も多いのではと尋ねると、「もちろんそういう方もいますが、多くは快適な履き心地を求められます。仕事に励み、自分へのご褒美として買われる方も多いのです」という。

クラシックで美しいロングセラーモデル

今回、アレン店長には“ベストセラーモデル”を選んでもらった。まず店長が手に取ったのはモデル「CITY II」。「ジョンロブの基本、黒のオックスフォードです。デザイン、プロポーション、履き心地などすべてが完璧な一足です」と語る。

つぎに手を伸ばしたのはモデル「JERMYN 15」。「ジャーミンストリート店、オープン15周年記念モデルです。1999年のイヤーモデルからインスピレーションを受けてつくられたオリジナルで、バルモラル（内羽根）のラインが美しい、8000番ラスト（木型）。6アイレットも特徴のひとつで、ここでしか買えない人気のある靴です」

そして3足目は「CHAPEL」。「皆さんご存じのように、ワンピースカットの、非常に贅たくな作りで知られるダブルモンクストラップです。ラスト8000番で、柔らかい履き心地がとても好評です」