URU 2013-14年秋冬コレクション
FASHION / MEN
2015年1月23日

URU 2013-14年秋冬コレクション

URU|ウル

年間テーマは「voyage」。ひとを成長させる「旅」に着目

「旅」というキーワードから創造できる衣服

ブランドコンセプトは、Accelerate Creativity Accelerate Imagination(想像力(頭)と技術力(手)の加速)──今シーズンのルック撮影について、「今回はルックというよりもスタイルブックを作るような感覚で臨みました。ルックブックになるとどうしてもアーティーな方向に行きがちなので、より洋服をしっかりみせるためにスタイルブックのような形をとりました」と語るデザイナーの漆山政春氏が「URU(ウル)」最新コレクションを解説する。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)

一度着ただけで忘れられない感情的な結びつきを引き起こすような服を

――2013-14年秋冬コレクションのテーマ/コンセプトは?

URUはシーズンテーマを設けず、年間を通して一つのテーマをコレクションに反映させています。今年のテーマ「voyage」は、直訳では航海などの意味がありますが、もう少し大きく捉え、旅をするということに着目しました。
旅はひとを成長させるといいます。空港に行って、飛行機に乗り、目的地について……、そのような旅のかたわらの洋服。精神的癒しを求める旅、目的ももたずに浮遊する旅、リゾートに楽しさを求める旅──ひとそれぞれの本質が出てくるのが旅。ウルではそのような「旅」というキーワードから創造できる衣服をデザインしました。

――今シーズンのキールック(コーディネイト)は?

ウルはキールックといったカテゴリーを設けず、すべてのルックに意味があります。ルックの流れを通してテーマを感じられるようなコーディネイト提案をしています。

URU|2013年秋冬コレクション 01

URU|2013年秋冬コレクション 07

URU|2013年秋冬コレクション 14

――キーアイテムとキーカラーは?

キーアイテムはモカとパープルで製作したフェルトのキャップです。また、ウルはブランドとしてブラックを使ったことがなく、ネイビーとグレーを基調に、今シーズンはワイルドピンク、ブルーグレー、パープル、モカを足したコレクションを展開しています。

――今シーズンこだわった「素材」は?

「ラッチパイル」というカットソーシリーズ。パイルと名前はついていますが、組成としてはパイルではありません。通常のパイルはシングル機で編まれていますが、このラッチパイルはジャカード機で編まれています。正確にはパイルのような柄を組んだジャカード生地になります。表目はパイル地ですが裏は天竺ですので、着心地が非常に良いのが特徴です。

――デザイナーの仕事のやりがいとは?

一般的なデザイナーという仕事だけをしているわけではありません。すべての作業において自分自身が動き、作り上げているという自信をもってブランドをやっているので、今はおこなっているすべての仕事にやりがいを感じています。

――ファンにメッセージを。

一度着ただけで忘れられない感情的な結びつきを引き起こすような服を作りたいと思っています。

<主な取り扱い店>
乱痴気(東京)、amplamp(京都)、uneven(名古屋)、7(代官山)、iii3(千葉)、loftman(大阪)

問い合わせ
Porta PR
Tel. 03-5794-8278
www.portapr.jp

           
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