JOHN LOBB|足もと華やかにソワレコレクション「ODESSA」
JOHN LOBB|ジョンロブ
足もと華やかに、パテントレザーのエレガントな一足は4色展開
ソワレコレクション「ODESSA」
ジョンロブの2013年秋冬コレクション第一弾は、あたらしいノンウェルテッドローファー「ODESSA(オデッサ)」。オニキス(黒)、サファイア(濃紺)、エメラルド(グリーン)、ルビーの4色展開で、シーンや着こなしに合わせて選べるのがうれしい。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by JAMANDFIX
男のワードローブに不可欠なパテントレザーシューズがついに発売
よく知られている話だが、「型破り」とは、「形」を識り、「形」をもつひとがそれを破ることにより生まれるイノベーションで、「型」がないのに破るのは「形なし」といわれる。ファッションにも数多くの原理原則が存在するが、たとえば“ブラックタイ”というドレスコードの招待状が届いたときに、さて、あなたは足もとをどうするか。
常識的な型や方法にはまらないことは、とても刺激にあふれるが、“正装”とオーダーされたとき、どこまで個性=自分に踏み込んでいけるかは、いかに「形」を理解しているかを問われる。ブラックタイも普通に考えれば、紐ありのエナメル(パテント)の黒がまっとうだが、このジョンロブの「ODESSA(オデッサ)」を実際に見ると、とても心が揺さぶられる。
「ピークドラペルのジャケットにブラックタイをして、カラーパンツを穿いて、この4色のなかから好きな靴を選ぶ」――そう考えるだけで、あたらしい自分が見えてくる。
甲にかかるサテンのバンドが、ジョンロブのデザインの証し
オデッサというモデル名は、1810年にオープンしたウクライナのオペラハウスの名前からで、このオペラハウスは2007年にリニューアルされて、ロココ調の観客席やドーム、柱などその美しさは訪れる人びとを魅了している。
今回は、「ソワレコレクション」の第一弾として、パーティシーンではもちろん、カジュアルな装いに合わせても新鮮なデザインで登場。甲にかかるサテンのバンドが特徴で、インソールにはパッド入りなので、より快適な履き心地が楽しめる。ライニングとソールはブラックで、ブラックのシューツリー付きなのもうれしい。
また、グッドイヤーの耐久性とマッケイの返りの良さをあわせもっている「ブラックラピド製法」なのもジョンロブファンは注目したい。
「ODESSA(オデッサ)」
価格|10万5000円(シューツリー込み)
サイズ|5~9.5
木型|8695
素材/色|パテントレザー/オニキス、サファイア、エメラルド、ルビー
製法|ブラックラピド製法(ソールの修理不可)
ジョン ロブ ジャパン
Tel. 03-6267-6010
http://www.johnlobb.com/jp