ISETAN MEN’S|シューズデザイナーが考案した「entoan」の下駄箱を見に行こう
ISETAN MEN’S|伊勢丹
1984年生まれのシューズデザイナーが考案。“靴を履いていない時間”を楽しむプロダクト
「entoan」の下駄箱を拝見!
2009年12月にスタートしたシューズブランド「entoan(エントアン)」──「ひと」と「もの」の時間をかんがえてゆくというデザイナー櫻井義浩氏が、「GETABAKO(下駄箱)」を考案した。桐を素材に、“靴との時間”のためにデザインされたこの下駄箱、3月26日(火)まで伊勢丹新宿店メンズ館地下1階の靴売場で受注をおこなっている。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by Ai Hirano (FLAT-FIELD)
靴も喜ぶ素材、デザイン、技術に注目
エントアンのデザイナー櫻井義浩氏は、1984年生まれ。その靴は受注生産で、サイズ、デザイン、革などを選び作ることができる。雑誌『装苑』などにも取り上げられている注目の靴作家だ。
今回誕生した「GETABAKO(下駄箱)」は、短靴やブーツの収納はもちろん、ケア用品専用のスペースも完備。そして手入れのためのテーブルと椅子も収納されている。そしてスタッキングが可能で、手持ちの靴の足数に応じて増やしていけるのも魅力だ。
素材は、昔から着物など大切なものを収納、保管するために用いられてきた桐で、防虫効果や調質(湿気の吸放出)効果が高く、収縮率が少なく、熱伝導率が低いなどの特性があり、靴の収納に適している。
下駄箱の制作は、無垢の桐を使った家具作りを得意とする株式会社イシモクが担当。汚れやシミがつくにくく、水や汚れをはじくイシモクのオリジナル塗料を使用。普段の手入れも簡単で扱いやすいのが特徴で、下駄箱内部には、吸水性に優れ、調質性や脱臭性にも富む珪藻土のプレート(オプション)を敷くこともできる。
また「長時間靴を履いて疲れ切った足……では休日は下駄を履いて散歩してみては?」という作り手の提案から、下駄専用スペースまで設けられている、このスペシャルな「GETABAKO(下駄箱)」。
現在、伊勢丹新宿店メンズ館地下1階 紳士靴売場で開催中の「靴との時間~time with my shoes~」では、この「GETABAKO(下駄箱)」と、エントアンのメンズシューズ、ウィメンズシューズの受注もおこなっている。週末にはデザイナーの櫻井義浩氏も在店。ぜひ彼とコミュニケーションをとっていただきたい。