メンズファッションに徹底し、グッチやサンローラン、ヴァレンティノなど、扱うファッションブランドはイギリス国内外から400以上。もちろん日本のブランドも取り揃える。サイトでは毎週火曜日と金曜日に新作商品を公開し、世界170ヵ国に向けて発送している。

ミスターポーターの特筆すべきところは、取り扱うブランドやアイテムの充実度の高さだけでなく、見どころ満載なメディアコンテンツにもある。たとえばファッションやライフスタイルにあまりこだわりがない男性でも、センスの良い着こなし方から最新のグルメスポットまで、様々な分野で“旬”の情報を得ることができるのだ。

週に一度サイト上で更新されるウェブマガジン「THE JOURNAL（ザ・ジャーナル）」では、エディトリアルチームが動画も盛り込んだ美しいヴィジュアルコンテンツを多数掲載。シチュエーションに合わせたアイテムの紹介やコーディネートのアドバイス、話題のレストランやホテルの記事などが豊富に取り上げられている。さらに、隔月発行のブロードシート新聞『THE MR PORTER POST（ザ ミスターポーター ポスト）』も併せて、魅力的なコンテンツ提供を行い、他社との差別化を図っている。

ハリウッドのトップスターの写真を引用し、そのスタイリングの解説とともに、それに似たファッションアイテムをセレクトして再現する「STYLE ICONS（スタイルアイコン）」。お気に入りのレストランや愛車など、世界中のファッショニスタたちのライフスタイルを覗き見ることができる「STYLE COUNCIL（スタイルカウンシル）」。動画でスタイリッシュな着こなしから料理やエクササイズ、アイロンのかけ方までを学べる「VIDEO MANUAL（ビデオマニュアル）」……。いずれもユーザーのニーズに合った、ファッションやライフスタイルのプロたちによる価値のある情報がキュレーションされている。それこそがユーザーの「買いたい」という気持ちを高めることにつながっているのだろう。

この充実したコンテンツの背景にはブランド＆コンテンツディレクターのJeremy Langmead（ジェレミー・ラングミード）氏の存在がある。同氏はイギリス版『Esquire』の編集者を務めた経歴を持ち、ミスターポーターには前職で培った編集力が存分に発揮されているのだ。多くの男性は何かモノを購入する際に、そこに納得のいく理由や意味を見出した時にだけ購入に踏み切るという。そこで、男性が持つファッションへの不安や悩み、疑問などをすべて解決してくれるコンテンツがあれば、自ずと商品の購入につながるという考えのもと、楽しくてためになる情報提供の徹底を行っているそうだ。さらに、ファッションセンス溢れるデザイナーやモデルたちのライフスタイルは見ているだけでも魅力的。それに関連した商品がすぐそばに紹介されていれば思わず購買意欲が湧くことは想像に難しくないだろう。

ブランド＆コンテンツディレクターのジェレミー・ラングミード氏

どのコンテンツページでも、アイテムにカーソルを合わせると「SHOP NOW」と表示され、クリックすれば商品ページへ行くことができ、購入が可能となる。商品をカートに入れたその後のサービスも充実している。ショップの価格には関税も含まれており、計算の煩わしさもなし。日本への送料は無料というのも魅力的だ。チェックアウトの際、商品受け取り時に関税を請求されたら連絡を、とのリマインドをしてくれるところも心憎い。

注文が完了すると、3日もあれば商品が手元に届くのも大きなメリット。定評があるのはスピードだけでなく、梱包の丁寧さにもある。ミスターポーターのロゴが入った高級感溢れるボックスの中には、美しく包装された商品とともにオシャレにパッケージングされた明細が。さらに包装紙を留めるテープに購入者の名前を印字してくれるところも購入者としては嬉しい心遣いでプレゼントにも最適。万が一返品や交換をすることになった場合でも、手続きの方法や郵送時の必要事項、返送先が書かれたDHLの送り状までがすべてセットになって同封されているので安心だ。