特集|「MADE TO MATCH」—サッカー吉田麻也|OPENERS Special
FASHION / MEN
2016年6月7日

特集|「MADE TO MATCH」—サッカー吉田麻也|OPENERS Special

特集|「MADE TO MATCH」—サッカー吉田麻也|OPENERS Special

艶やかな紳士 吉田麻也選手をロンドンにて

プレミアリーグ・サウサンプトンFCに所属し、日本を代表するフットボール選手 吉田麻也。OPENERS(オウプナーズ)は、世界のトッププレイヤーたちと激しくぶつかり合う彼をフィーチャー。吉田麻也に宿る肉体と精神の源は、どこにあるのか・・・普段は見せない隠されたしなやかさと艶やかなジェントルマンの姿をロンドンにて、ファッションディレクター 祐真朋樹氏がディレクションし映像におさめました。素敵にスーツを身にまとう、「新たに始まる戦いに闘志を秘めた吉田麻也ーMADE TO MATCH」公開です。

Text & Direction by SUKEZANE tomokiHair by ASASHIEdit by KOBAYASHI jun(MOVEMASTER K.K)Cinematography by OGURA yu(ADC,inc)

ダンヒルのロンドン本店は、〈BOURDON HOUSE〉と呼ばれている。その名が示す通り、ボードンストリートに位置するフラッグシップショップであり、イングリッシュ・ジェントルマンを心ゆくまで満足させる空間としてつとに有名だ。この〈BOURDON HOUSE〉は、ココ・シャネルと交際していたことでも知られる、ウェストミンスター侯爵の邸宅だったという。通りの向こう側からこの建物の外観を眺めていると、今にも山高帽にフロックコートでキメた英国紳士が、ステッキ片手に歩き出してきそうな気がする。ミステリアスで荘厳な雰囲気に、誰もが圧倒されるであろう。実は僕は、以前からロンドンに来る度にこの〈BOURDON HOUSE〉を訪ねていた。店内にはカフェやレストラン、スパ、そしてバーバーやミニシアターなど、洋服以外の面からも“男を磨く”ための施設が満載。至福の時間を過ごせる極上のスペースなのだから、たとえ旅行者といえども、寄らないわけにはいかないのだ。ちなみに僕が最も気に入っているのは、バーバーでのシェイビングである。

01-MADE TO MATCH

01-MADE TO MATCH

さて、今回のロンドンでは、プレミアリーグのサウサンプトンFCに所属するフットボールプレイヤー、吉田麻也さんに初めて会った。僕は彼を見た瞬間、その鍛え抜かれた長身の肉体美に度肝を抜かれた。イギリスに移り住んで4年。最近、サウサンプトン近郊に住む彼から「日本と違って、こちらの家はいろいろと細かいところに問題が出てくるんですが、そういうところを少しずつ直しながら完成させていくというのがイギリスのやり方のようです」。笑いながらそう話す彼からは、イギリスに根を下ろしてやっていくのだという決意と覚悟が伝わってきた。撮影中、〈BOURDON HOUSE〉のスタッフ(理髪師やドアマン、テイラーなど)と会話を交わす彼の姿は超スマートで、イギリス人に引けをとらないジェントルマンっぷり。うらやましく思いつつ、彼ならこの地で立派にやっていけるに決まっている、と思った。日本人離れした体格(なんと身長は190cm近い!)で〈BOURDON HOUSE〉内を動く姿は、異邦人であるということを忘れるほどしっくり馴染んでいた。

今季の日本代表のスーツは、少し明るいネイビー。サイドベンツで2Bのクラシカルなスタイルも、引き締まったアスリートが着ると、勇ましくてモダンなスーツに見えてくる。吉田麻也さんとダンヒルの組み合わせは、まさにMADE TO MATCHそのものに思えた。

ダンヒル
www.dunhill.jp

           
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