「くろすとしゆき トークイベント ~今、よみがえるIVYとTRAD~」|神戸ブランメル倶楽部
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1960年代のメンズファッションの潮流を知る
「くろすとしゆき トークイベント」を開催
日本のメンズファッション史において「アイビー」や「トラッド」を語るうえで、欠かすことのできない人物、くろすとしゆき氏。8月29日(土)、兵庫県の神戸ファッション美術館にて「くろすとしゆき トークイベント~今、よみがえるIVYとTRAD」がおこなわれる。1960年代の若者文化の立役者が、当時のファッションや世相について伝える機会となる。
Text by IWANAGA Morito(OPENERS)
アイビーの権化、くろすとしゆき氏と直接話すことができる交流会も開催
1947年、大阪で生まれたアパレルメーカー「VAN Jacket inc.(ヴァンヂャケット)」。同社が生んだブランド「VAN(ヴァン)」は、アメリカ東海岸の名門大学グループ「アイビーリーグ」にちなんだ「アイビー」ファッションを打ち出した。
1960年代、アイビーは日本のファッションシーンにおいて流行し、ヴァンはそれを象徴するブランドとなった。創設者の石津謙介氏とともに、その名を知られるようになったのは、1961年にブランドに参加した、くろすとしゆき氏。企画本部長として、ヴァンにおけるアイビーやトラッドといったスタイルを生み出した、日本の男性服装史にその名を刻む重要人物だ。
文筆化としても『アイビーの時代』などの著書でメンズファッションの魅力を伝えつづけ、1965年に刊行されたアイビーのバイブル『TAKE IVY』を監修するなど、その功績を挙げると枚挙に暇がない。今回おこなわれるトークイベントでは、同氏が神戸ファッション美術館に寄贈したコレクションのなかから、選りすぐりのアイテムをピックアップし、誕生秘話など時代にまつわるエピソードが語られる予定だ。また、ギャラリーではコレクションを間近に見ることができる。
トークイベントの副題として「今、よみがえるIVYとTRAD」とあてられているように、1960年代以降、アイビーとトラッドは日本人のファッションの基盤としてありつづけ、現代ではストリートシーンにおいてもリバイバルをみせるなど、2010年代でも重要なキーワードとなっている。当日は交流会も開催し、直接、くろすとしゆき氏と語る機会も用意。アイビーの精神の真髄に触れることができる、またとない機会となるだろう。
「くろすとしゆきトークイベント ~今、よみがえるIVYとTRAD~」
日程|8月29日(土)
時間|15:00開場 15:30開演 18:00終演予定
会場|神戸ファッション美術館 4F 第1セミナー室、ギャラリー
神戸市東灘区向洋町中2-9-1
入場料|無料
定員|120名(当日受付の先着順。申込み不要)
主催|神戸ファッション美術館
Tel. 078-858-0050
「交流会 -くろすとしゆき氏とともに-」
日程|8月29日(土)
時間|18:00開場 18:30開始 20:00終了予定
会場|ホテルプラザ神戸 11F
兵庫県神戸市 東灘区向洋町中2−9−1
参加費|3500円
定員|120名
申込み方法|Eメール/FAXにて8月16日(日)までに応募
詳細は下記ホームページより
http://www.oshitate.com/brummell/kobe_brummell_club.htm
主催|神戸ブランメル倶楽部
Tel. 078-854-9701