<コム デ ギャルソン ガール>が運んできた「女の子」の復活|COMME des  GARÇONS GIRL

left girl / Blouse 2万7000円, Jumper skirt 4万2000円 right girl /Blouse 1万7000円, Jumper skirt 4万2000円

FASHION / FEATURES
2020年12月8日

<コム デ ギャルソン ガール>が運んできた「女の子」の復活|COMME des GARÇONS GIRL

連載|OPENERS東中野視点 

<COMME des GARÇONS GIRL>が運んできた「女の子」の復活

「ガーリー」「リセエンヌ」など「女の子」を思わせる言葉がなくなった今だからこそ放つ「かわいい」の光! ただのかわいいではない、ワンランク上のモードなガールの姿を楽しんで!

Photography, styling, edit by KITAHARA Toru|Hair and make by ARAI Takeo|Model ENDO Sakura, ENDO Kanon(both from Image)

可愛いを追求した「Two girls are Sisters」

こんにちは。OPENERS 東中野視点長の北原徹と申します。よろしくお願い申し上げます。今回は視点長の北原が編んでおります雑誌「PLEASE」の14号から<COMME des GARÇONS GIRL>というブランドの撮影への想いなどを綴ってみたいと思うわけです。
昔見たファッション誌。一枚の写真に浪漫が詰まっていた記憶。まだ、日本にファッションストーリーへの意欲があった時代。そんな時代に憧れて、回帰主義かもしれないけれど、「PLEASE」という紙の雑誌を始めたのが早4年半前。
「インディーズマガジンは大抵2、3号で終わる。4号続けば御の字だよ」と誰かが言ったのを覚えている。
何号続けられるか、ということは頭の隅にあったのかもしれないけれど、それ以上に「続けられるかぎり続けよう」という思いが強かった。後ろは向けない。前を見て、進み続けるための哲学かもしれない。
つい先日、「PLEASE」は14号を発行するに至った。今回はコロナ禍というかつてないハードルもあった。撮影は考え考えしながら、行なっていったつもりだ。
left girl / Blouse 4万2000円
right girl / Blouse 2万5000円
タータンチェックが眩しい「Two girls are Sisters」というテーマに言及してみよう。リセエンヌを題材に撮影を続けているこのシリーズはCOMME des GARÇONS GIRLのアイテムを自由にコーディネートさせていただいている。
今回は縮絨のタータンチェックのワンピース、同じくタータンチェックのセットアップにチェックのシャツという全身チェックのコーディネートを中心にページを組んでみた。コーディネートを組んでいるときもチェッカーズだなぁ、と呟いていたが、新鮮な印象があったのだから、積極的に取り入れた。赤に白のドットの生地は‘あの’キャラクターを彷彿させるが、可愛いを追求してみた結果だったのだ。
left girl / One-piece 7万9000円
right girl / One-piece 7万4000円
コーディネート中は小泉今日子さんの「真っ赤な女の子」を思い出していた。チェッカーズ、小泉今日子さんとも80年代を代表する方々。そして、ぼくは80年代に平凡出版(現マガジンハウス)から発行されていた「Olive」という雑誌が好きだった。そこにあった「東京リセエンヌ」という言葉も最強の女の子ワードだった。あの時代、「女の子」という言葉さえ眩しかった。
left girl / Blouse 4万2000円, Jumper skirt 7万4000円 Socks, Shoes (both for your reference)
right girl / Blouse 2万5000円, Skirt 5万6000円 Socks, Shoes (both for your reference)
ぼくの中でCOMME des GARÇONS GIRLを取り続けることは非常に重要かつ、尊いものだと思っている。重要であるのはぼくがフォトグラファーとして、またスタイリストとしてひとつのテーマを作り続けることはとても意義があることだと思うからだ。そして尊さとはこのブランドと対等に対峙できるとてもありがたい時間だからだ。
今、ガーリーなページを作らせたら、ぼくの右に出るものはいない、と言われてみたいくらい、このページへの愛情、熱情、純情は相当に高濃度である。
白いブラウスと紺のボトムの組み合わせでまだ大人になりきれない少女のクリーンな世界を写真という一枚の「感情」に落とし込む作業がたまらなく愛おしい。そう、写真とは一枚の感情なのだ!
left girl / Blouse 2万4000円, Jacket 6万7000円, Pants 3万1000 Socks, Shoes (both for your reference)
right girl / Blouse 1万8000円, Jacket 6万6000円, Pleat skirt 4万6000円 Socks, Shoes (both
for your reference)
今の女子高校生はもちろん可愛い女の子たちだ。だけれど、80年代にいたちょっとおしゃれな女の子は一体どこに行ってしまったのだろう? ジャンプする女の子や、自転車に乗る女の子の姿は女の子の姿に女の子の復活の狼煙を上げてみたい今日このごろなのだ。(次回、他のページのことに続く)
           
問い合わせ先

コム デ ギャルソン
Tel.03-3486-7611

                      
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