Justin Davis|ジャスティン デイビス 独占インタビュー
Justin Davis|ジャスティン デイビス
カテゴリーを超越し、進化しつづけるオリジナリティ
ジャスティン・デイビス 独占インタビュー(1)
20年ものあいだニューヨークで多くのファッションに触れ、2001年に、自身の名をつけたブランドでデビューしたジャスティン デイビス。彼のクリエイションの源となっているものから、影響を受けている、ひと・モノ・できごと、記憶に残るデザインまで、最新インタビューを独占掲載!
Text by OPENERS
ジャスティン デイビス──誘うように艶めく魅惑的なジュエリー
1970年代、80年代のファッション業界をリードしてきたデザイナー ジャスティン・デイビス氏。ニューヨークで生まれ育った彼は、2001年に「ジャスティン デイビス」をスタートさせた。
シルバーを主に、K18GOLD(YG、WG、PG)、プラチナを使用しているジュエリーは、迫力ある存在感を放つスカルや、エレガンスとロックが融合した斬新なクラウンなどのモチーフがセンセーショナルな話題を呼んだ。
ロックでゴージャスなモチーフデザインと、創意を凝らした精密なアートワークで、国内外の有名なアーティストをはじめ、クリエイティブな感性をもつ人びとから圧倒的な支持を得ている。
彼の作品はどこか上品で、たんなるロック、たんなるラグジュアリーではない、安易に形容のできないデザイン性を秘め、ブランドのもつオリジナリティと独創性に満ち溢れている。
「昔からのお客さまがずっとファンでいてくださるように、つねに新鮮なブランドでありたい」というジャスティン・デイビス氏の信念は、今シーズンのコレクションでも見事に表現されている。
カテゴリーを超越し、進化しつづけるジャスティン デイビス。唯一無二の世界観を確立し、ブランドスタートから10年経つ現在も斬新で刺激的なコレクションを発表しつづけている。
Justin Davis|ジャスティン デイビス
カテゴリーを超越し、進化しつづけるオリジナリティ
ジャスティン・デイビス 独占インタビュー(2)
私は大きな願望をもつシンプルな人間だと思います
──あなたのクリエイションの源となっているものは?
一瞬一瞬を生きることが、私のクリエイションの源となっています。ひととの出会い、音楽、自分のみる夢、起こっている出来事など、スピリチュアルな状況もふくめてパワーをもらいます。
──あなたにとって「オリジナリティ」とは何ですか?
ひと、場所、美術館やロマンチックな通りのある公園などで美しいものを見つけたときにオリジナリティを感じます。私は大きな願望をもつシンプルな人間だと思います。ファクトリーが私のオリジナリティを理解してくれて、思いどおりのものを創り出してくれるときがとても楽しいです。
──ジュエリーデザインのもっともおもしろいところと難しいところは?
デザインすることが難しいとは思いません。すばらしいチームと一緒に仕事をしています。
──出身地であるニューヨークは、デザインに影響を及ぼしていますか?
そうですね。そして、私を強制的にデザイナーに育ててくれた母親にも感謝しています。家から逃げ出してNYCの道でアートをやり、のちにアンディーとファクトリーで働いていたころを思い出します。私がいまこのように「Justin Davis」として存在するのも地元が大きく影響していると思います。
──現在は日本を拠点にしているそうですが、その理由は?
日本はすばらしい国です。私は日本の、ひとや文化やファッションにのめり込んでいます。日本が私の故郷です。
──いまあなたにもっとも影響を及ぼしている、ひと・モノ・できごとは?
最近は、親友の山本耀司と働く機会も多く、彼のアーカイブを見ていると、過去見てきたさまざまなスタイルのなかでもとくに感銘をうけます。また、パリやロンドンを旅したのですが、世界を見ることも私に大きく影響していると思います。
──これまでに記憶に残るデザインをいくつか教えてください。
すべてが記憶に残るデザインです。ビヴァスーパースターペンダント、清春氏とのコラボレーションのkeyペンダント、クレストペンダントなどが、とくに好きなデザインです。さらに、フォージャスティン(FORJUSTIN)は今後も楽しみなラインです。
──では、あなたのファンにメッセージを。
ファンはわたしの友だちです。誠実でありつつけるひとに対しては、私も誠実でありつづけます。さまざまな年代の方に愛用していただいてとてもうれしく思っています。若者からお年寄りまで。近々お会いできることを楽しみにしています。