ルールにとらわれずに着こなしを楽しむ

――2014-15年秋冬コレクションのテーマ／コンセプトは？

今シーズンのテーマは、「ある木こりのコレクション」。人里離れた山奥の小屋で暮らす木こりをイメージしました。自給自足の生活をしながら、半径500メートルしか飛ばない電波のラジオをゲリラ的に使い、近くを偶然通る人に自分の主義を主張する活動家 ―― そんな木こりが現代に生きていたら、このような衣類を纏うのではないかと想像しながら制作しました。

――今シーズンのルック撮影でこだわったポイントと、注目してほしいところは？

シチュエーションごとの着こなしを提案しています。少しだけ決めてジャケットを羽織るときと、スニーカーにスーツをあわせるときとでは場所やその状況によって、おなじアイテムでも当然ちがった印象になります。ルールにとらわれずに着こなしを楽しんでいただく際のヒントになればうれしいです。

――スタイリング、シルエット、カラーなど、昨年の秋冬コレクションとのちがいは？

いつものグレイ、ネイビーといった基調色にくわえ、ブラウンやホワイトも使いました。去年よりも、ややゆったりしたシルエットも特徴です。

――今シーズンのキールック（コーディネイト）は？

写真上のスエードのベストを着た、まさに“木こり”のルックですね。明るめの上品なネルシャツに男らしいスエードのベストのスタイリングです。

コーディネイトのアクセントカラーは“レッド”

――キーアイテムとキーカラーは？

キーカラーはレッドです。多くのアイテムがダークトーンのアースカラーですので、差し色としてレッドはコレクションのなかでアクセントになっています。

――今シーズンこだわった「素材」は？

アウターに使っている起毛したモールスキン素材ですね。ほどよく重量感があり、かつ保温性もある生地です。

――ウェブマガジンOPENERS（http://openers.jp/）に期待すること

福岡で活動している僕たちにとって、OPENERSのような全国に向けて発信しているメディアはとても貴重な存在です。OPENERSで「FUJITO」をはじめて知ったと言っていただけるお客さまもいらっしゃいます。ウェブストア「rumors」でも取扱していただいていますので、近くにFUJITO取扱店舗がない方には、ぜひご覧になってほしいですね。

＜主な取り扱い店＞
Beauty&Youth United Arrows 渋谷公園通り店、Roundabout、Three、A.I.R.AGE、rasiku、5minutes、Less Higashikawa、Range Life、koumoe、SEED FOLKS

Directors
Tel. 092-733-3997
www.wstra.com