家族の絆と、豊かな自然、そして変わらない手作業がはぐくんできた歴史

その高い品質とあきのこないデザインにより、トム・クルーズやマドンナといった世界中の一流著名人を顧客にもつジョン・スメドレー。同ブランドの歴史はそのニットと同じように、丁寧に築きあげられたものだ。

ピーター・ナイチンゲールとジョン・スメドレーによって、ダービシャー州マトロックのリーミルズに1784年に設立されたジョン　スメドレー社。設立当初は綿花の紡績と生地づくりに専念していた同社は、ジョン2世の手により工場の近代化と拡大をとげる。
その後も、家族の絆とともに発展をとげ、ニットウェアを海外市場へ進出させるに至った。

今も変わらず同じ場所にあるスメドレー社は、他者ではまねのできない行程で30ゲージという超軽量な編み目の細かいニットウェアを生産している。また、編みあがった製品はマトロック地区の清らかな水で洗浄され、この工程がジョン スメドレー特有のやわらかな肌ざわりをもたらしている。

JOHN SMEDLEY｜HAVANT 2万9400円

JOHN SMEDLEY｜ARWEN 2万9400円

シーアイランドコットンがもたらす、極上の着心地

ジョン スメドレーの製品には「JOHN SMEDLEY’S SEA ISLAND COTTON」とよばれる高級綿が使用されている。

シーアイランドコットンはそれにふさわしい気候、適度な土壌、そして正しい農業技術が必要とされ、それらの条件が揃ったところにのみ育つ。しかも、それぞれの綿花が熟すのに応じてひとつひとつ手で摘まれるという手間をかけられている。

そんな貴重なシーアイランドコットンの特徴は、その長さと細さにある。通常のコットンが2～3cmであるのに対して3～4cmと長く、シルクに次ぐ細さをもっているのだ。この長さが、糸を紡いだときの強度となり、細さは生地に吸収性や温度の遮断性をもたらす。

シルクのような光沢と、カシミヤのような肌触りをあわせもった最高級の天然素材「JOHN SMEDLEY’S SEA ISLAND COTTON」で編まれたジョン スメドレーのニットは、まとうことで幸福を感じさせてくれる。