GUCCI|歌舞伎役者 中村吉右衛門の写真展を開催
グッチ銀座にて歌舞伎役者 中村吉右衛門の写真展を開催
グッチは、歌舞伎役者 中村吉右衛門の写真展『中村吉右衛門写真展-SONORAMENTE』を、グッチ銀座 7階イベントスペースにて9月15日(月)まで開催中。人間国宝である中村吉右衛門をフォトグラファー鍋島徳恭が、激写した圧倒的な迫力を放つ作品が並ぶ。
Text by KUROMIYA Yuzu
貴重な歌舞伎の舞台裏を捉えたショットも初公開
歌舞伎役者 中村吉右衛門とグッチは、東日本大震災で被災した子どもたちを支援するチャリティガラ「A Night to Support Children in Tohoku」を共催。一夜で約4千万の寄付を集め、その全額を日本ユネスコ協会連盟「東日本大震災子ども支援、ユネスコ協会就学支援奨学金」に寄付した経緯や、中村吉右衛門も袴地として愛用する、江戸時代から続く伝統的な絹織物「仙台平」を使用した「バンブーバッグ」を限定発売。その売上全額を東日本大震災からの産業復興支援のために寄付するなど、日本伝統文化の継承と未来を担う子ども達を支援する活動を協力しておこなってきた。
本展は、中村吉右衛門とグッチの「伝統を重んじ、その素晴らしさを未来に伝えていきたい」という共通の信念に導かれ実現。SONORAMENTE(ソノラメンテ)とは、イタリア語で「朗々と」という意味。人間国宝「中村吉右衛門」の磨き上げられた芸の深みをフォトグラファー鍋島徳恭(なべしま・なるやす)が捉えた作品は、朗々たる台詞回しまでが聞こえてくるかのような力強さに満ち溢れている。
会場には等身大以上の大判サイズの写真や、演じる役のなかからもっともドラマティックな瞬間を切り取った作品が並び、見る者に迫る。さらに、貴重な楽屋での支度風景や舞台裏でのショット、絵画を趣味とする中村吉右衛門が自身の写真に絵筆を添えたコラボレーション作品も展示。すべての作品は、伊勢神宮御用紙を奉製する大豐和紙工業による手漉き「伊勢和紙」を使用したオリジナルプリントになっており、本展題字は書道家紫舟が手がけている。
また、会場には中村吉右衛門の当たり役の衣裳や、グッチの日本の伝統文化をサポートする活動から生まれたスペシャルバッグも展示される。
『中村吉右衛門写真展-SONORAMENTE』
期間|9月15日(月)まで
営業時間|11:00~20:00
会場|グッチ銀座7階
東京都中央区銀座4-4-10
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