連載・重松 理|「週刊 重松 理」第7回 ひらめき
Fashion
2015年5月19日

連載・重松 理|「週刊 重松 理」第7回 ひらめき

名言・明言・迷言「週刊 重松 理」

第7回 ひらめき

重松さんが実際に履いてきた靴400余の一部を紹介しながら、“いまを語る”「週刊 重松 理」。第7回で紹介する靴は、重松さんがビームス時代に履くというイギリスの「Hawkins ASTRONAUTS」。

語り=重松 理文=OPENERS写真=JAMANDFIX

“おでこ靴”の原型です

上の靴は懐かしいですね。ビームス時代の1985~86年ごろによく履いていたイギリスの「Hawkins ASTRONAUTS」です。イギリスでは狩りに行くときに履くという文化があって、Barbour(バブア)を着て、これを履くのが定番のスタイル。当時日本にサプライヤーがあったはずで、ビームスでもよく売れました。

この中に空気の入った生ゴムのエアーソールの靴のあとに、通称“おでこ靴”が出てきて、一大ブームになりました。

このエアーソールの靴のつま先にスチールが入っているタイプの作業用の安全靴が、ファッションとして取り上げられて、みんなこぞって履いていた時代です。

重松理|ホーキンス 02

重松理|ホーキンス 04

現在は、もっぱら「ひらめきに準じよ」

ツイッターもフェイスブックも全然やっていません。ビームスの設楽さんはツイッターをやられていて、大変そうだなって見ています(笑)。

ツイッターもフェイスブックをやられているひとは情報が早いけれど、あれは自分のスピードではないなと。友達リクエストはよく来ますが。

新聞は最低限の情報源として経済面を中心に読んでいます。パソコンのインターフェイスで見ている文字は頭に入らなくて、どうしてもしっかり読みたいときはプリントアウトして読んでいます。

いま現在は、経済本はまったく読まないですね。会社の株式を公開したころから、もっぱら「ひらめきに準じよ」です。最終的には、ひらめきのほうがいい。ピンと来たことをやったほうがいい。

私は、“ひとそれぞれの使命を上からあたえられている”と思っているので、ピンというのは、上から指令が来たときで、そのためには引き出し(知識)をいっぱいもっていなければならないんですが、引き出しをいっぱいもっていると、それがマイナスになることもある。

仕事も、即断即決で、熟考熟慮はしない(笑)。朝令暮改も得意です。

結果がうまく出ないときは、課題を棚卸しして、課題をつぶしていくしかない。

課題の抽出ができないのが、いちばんの問題です。

ユナイテッドアローズ 東日本大震災チャリティプロジェクト

チャリティプロジェクト“MOVING ON TOGETHER!”

次週(8月22日)は「父と母のこと」を語ります。

           
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