GUCCI|90年の歴史を紐解くアーカイブ展「時の贈りもの」を開催
GUCCI│グッチ
京都・フィレンツェの伝統を未来につなぐ職人技!
90年の歴史を紐解くアーカイブ展「時の贈りもの」を開催
今年、創立90周年を迎えたグッチ。ブランド発祥の地であるイタリア・フィレンツェと姉妹都市である京都の職人の技や伝統をつなぐ展示イベントが、京都と東京で開催される。第一弾は、6月に京都の世界遺産金閣寺で開かれ、伝統美の共演が楽しめそうだ。
文=谷中朋未
6月には世界遺産金閣寺でアーカイブ展を開催
90年前、フィレンツェで産声をあげたグッチ。長い歴史のなかで培われてきた職人の技を伝えるプロジェクトが2011年をとおして京都と東京で展開される。
プロジェクトはフィレンツェで生まれた皮革工芸をはじめとするクラフツマンシップを広く伝えるとともに、おなじく伝統的な職人の技が息づく京都の伝統技術のすばらしさを次世代に語り継ぎ、普遍的な価値の重要性を発信しようと企画。
各地で展示をするにあたり、京都造形芸術大学とパートナーシップを提携。さらに、世界的な日本画家で同大学長でもある千住博氏がプロジェクトの全体監修を務めることにも注目が集まる。また、グッチのクリエイティブ・ディレクター フリーダ・ジャンニーニとも親しく、京都出身でもあるファッションディレクターの祐真朋樹氏がガイダンスを提供するという。
第一弾は6月25日(土)~7月13日(水)、北山文化の象徴として知られる世界遺産「鹿苑寺」(金閣寺)本堂の「方丈」でグッチのアーカイブを特別に展示。京都の伝統と芸術文化を体現する歴史的建造物と、フィレンツェのクラフツマンシップとの融合には注目だ。
10月15日(土)~28日(金)には京都造形芸術大学「ギャルリ・オーブ」で。グッチのアーカイブはもちろん、フィレンツェと京都の職人の技が光るさまざまな形態の伝統工芸品を展示し、ともに並べることで美しさとクオリティ、高い価値をさらに浮き彫りにする。
また、11月にはオープン5周年を迎える東京・銀座のグッチ銀座で職人の技を伝えるイベントを開催する予定だ。
ともに伝統を重んじ、職人の技を大切にするグッチと京都。ふたつのコンビネーションが生み出すあたらしい文化に注目したい。
京都・フィレンツェの伝統を未来につなぐ職人技
「時の贈りもの」~GUCCI90年のアーカイブ展~
期間│6月25日(土)~7月13日(水)
会場│鹿苑寺金閣(金閣寺)方丈
京都市北区金閣寺町1
時間│9:00~16:00(15:30受付終了)
入場料│1200円
期間│10月15日(土)~28日(金)
会場│京都造形芸術大学 ギャルリ・オーブ
京都市左京区北白川瓜生山2-116
会期|2011年11月
会場|グッチ銀座7F イベントホール
東京都中央区銀座4-4-10
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