「iF DESIGN AWARD 2022」受賞。どこまでも環境にやさしい、世界初の「紙カミソリⓇ」|貝印
DESIGN / PRODUCT
2022年5月13日

「iF DESIGN AWARD 2022」受賞。どこまでも環境にやさしい、世界初の「紙カミソリⓇ」|貝印

KAIJIRUSHI|貝印

脱プラスチックで、カミソリの新しい選択肢を提案

老舗刃物メーカーの貝印が、脱プラスチックの「紙カミソリⓇ」を開発。世界三大デザイン賞の一つ「iF DESIGN AWARD2022」で、最高賞の「iFゴールドアワード」を受賞し、「優れたユーザビリティと持続可能性に関する強力なメッセージを兼ね備えているプロダクト」として評価された。2022年3月22日より全国のローソン店舗で先行発売を開始している。

Text by KOBAYASHI Rikako

100年以上刃物を作り続けてたどり着いた「心地よさ」

これまで使い捨てカミソリはプラスチック製が主流で、国内シェアNo.1の貝印でも、年間約1900万トンのプラスチックを使用していた。そんな中「日々使う商品であるからこそ環境に配慮した製品を使いたい」という、カスタマーの思いを叶えるため「紙カミソリ」は開発された。
従来製品より98%のプラスチック部分を削減し、環境にやさしいのはもちろんのこと、重さわずか4gという超軽量型。また、ハンドル部分は板状からの組み立て式で、持ち歩きの際は約5mmの薄型パッケージ。コンパクトな見た目で携帯にも便利な製品である。
1回使い切りのため、いつでも清潔で快適に使用できるのも魅力の一つだ。
デザイン的にも、シンプルで、すべての人が手に取りやすいプロダクトであり、持ち手の長さは、誰にでもすんなりと収まり、違和感のない仕様に計算され尽くされている。性別も年齢も限定しない、いつでもどこでも使えるニュートラルな見た目は、新世代のカミソリといえよう。
カミソリを使用する日常のさまざまなシーンを想像しながら、何度も試作を繰り返して完成した「紙カミソリⓇ」。サスティナビリティと剃り心地の2面を追求し、両立をさせた同製品は真摯に刃物と向き合ってきた「貝印」だからなせる業である。ぜひこの機会に手に取って、使い心地を体感していただきたい。

紙カミソリⓇ

  • 本体サイズ|(組立前)H131.5mm × W59.7mm × D3.1mm
  • (組立後)H縦96mm × W41.5mm × D17mm
  • 本体重量|約4g
  • 価格|138円(税別)
問い合わせ先

貝印
https://www.kai-group.com/