作家とガラスとの対話から生まれる結晶。吹きガラス工房「スタジオプレパ」の展示がスタート|CURATOR’S CUBE
DESIGN / PRODUCT
2019年7月18日

作家とガラスとの対話から生まれる結晶。吹きガラス工房「スタジオプレパ」の展示がスタート|CURATOR’S CUBE

CURATOR’S CUBE|キュレーターズキューブ

かつての鉱石標本を彷彿とさせる、プリミティブな作品を中心に約50点

平勝久・瑞穂夫妻が営む吹きガラス工房「スタジオプレパ」は、長野県上伊那郡の工房を拠点に、デザインから製作まで全ての行程を自らの手で行っている。これまでに、アメリカ、カナダ、台湾、韓国においても個展するなど海外でも高い評価を獲得してきた彼らが、新たな表現を試み、7月13日(金)より西新橋のキュレーターズキューブにて披露される。

Text by WAKABAYASHI Satsuki

積み上げてきた技術と感覚の集積。逞しさと美しさを兼備した作品

「スタジオプレパ」は1999年設立の吹きガラス工房。長野県上伊那郡の工房を拠点に、確かな技術と細やかな感覚で、デザインから製作までを自らが一貫して行っている。物の形(機能)や素材感を素直に表した器は、国内はもとより海外でも高い評価を獲得。これまでのエキシビションでは、器やワンプシェードといった機能を伴った作品を中心に行ってきたが、本展では、プリミティブ(原始的、素朴の意)なオブジェが約50点ほどが展示される。
会場となるのは、ランドスケーププロダクツが運営するギャラリースペース「キュレーターズキューブ」。平夫妻が長い活動の中で、観、知り、感じたガラス本来が持つ表情を現した作品群は、かつての鉱石標本(ガラス製)を彷彿。作家とガラスとの飽くなき対話から生まれた逞しさと美しさに、ぜひこの機会に注目していただきたい。
Katsuhisa Hira + Mizuho Hira CURATOR’S CUBE 2019 8th
会期|2019年7月13日(土)~7月28日(日)会期中無休
時間|12:00~19:00
会場|CURATOR’S CUBE
東京都港区西新橋2-17-1 八雲ビル 3F
Tel|03-6721-5255
問い合わせ先

CURATOR’S CUBE
http://curatorscube.com

                                    
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