2021年より始動したインセンスブランドが示す、新たな香りの在り方｜√595

√595｜ルート・ゴーキューゴ

6月20日まで銀座蔦屋書店にてポップアップイベントを開催中

薫りのルーツに着目しながら現代の暮らしにあった香りの在り方を探るべく、2021年にスタートしたインセンスブランド「√595」。こちらは1893年創業のお香製造販売会社・薫寿堂とアーティスト・和泉侃（いずみかん）による共同プロジェクトだ。この度、待望のファーストプロダクトがリリース。8つのアイテムに注目したい。

Text by WAKABAYASHI Satsuki

薫寿堂が長い歴史の中で培ってきた技術と知識に、香りを軸に領域のとらわれない和泉侃氏の感性を掛け合わせたインセンスブランド「√595」。ブランド名は、日本に沈香が漂着したとされる“595年”に由来する。

多様な切り口からリサーチと実験を重ねた結果、「Jinkoh」「Humidity」「Soothe」の3つの香りを考案。これらを用いた「Stick Incense」「Paper Incense」が誕生した。どちらも自然由来の成分を主原料に、上質で柔らかな香りが特徴。

「Paper Incense」には、淡路島の風景がプリントされており、ポストカードとしても使用できる。

「Stick Incense」にあわせてインセンスホルダーも2種類リリース。「Incense Holder CUBE595 <Wood>」は、淡路島在住の現代美術家・南野佳英氏によるもの。お香の主原料に用いられる椨の木（タブノキ）を使用している。「Incense Holder <Glass>」は、吹きガラス製作をする際に溶解炉の中にできたガラスの塊に加工を加えたもの。無作為な形状に光が集まることで美しい表情を見せる。

現在、銀座蔦屋書店にてポップアップイベントを開催中。この機会にブランドの世界観とその香りに触れてみてはいかがだろうか。

Stick Incense（40本入り）
Jinkoh：4,950円
Humidity：3,520円
Soothe：3,520円

Paper Incense（5枚入り）
Jinkoh：2,420円
Humidity：2,200円
Soothe：2,200円

Incense Holder CUBE595
セット：1万3,750円
1ピース：3,080円

Incense Holder
Sサイズ：7,700円
Mサイズ：1万450円

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