OMOTESANDO HILLS POCKET|表参道にあらたなアートスペース誕生
DESIGN / PRODUCT
2014年12月29日

OMOTESANDO HILLS POCKET|表参道にあらたなアートスペース誕生

OMOTESANDO HILLS POCKET|表参道ヒルズ ポケット

地下3Fに展開される、あらたなアートスペース

「OMOTESANDO HILLS POCKET」誕生

表参道ヒルズは、あらたな情報発信のアートスペース「OMOTESANDO HILLS POCKET(表参道ヒルズ ポケット)」をスタートさせた。この空間をデザイナー、アーティスト、クリエイターたちのポケットに見立て、作品展示や実験、プロジェクト発表の場として、今後さまざまな企画を実施していくという。

Text by OKADA Kazuyuki(OPENERS)

第1弾企画は、オリジナリティのあるブローチ展

開業当初からさまざまなアートイベントを開催してきた表参道ヒルズ。最新のアートやカルチャーを身近な存在とするために、小さな空間「OMOTESANDO HILLS POCKET」を誕生させた。場所は表参道ヒルズ本館、地下3F中央のオープンスペースだ。

会場の基本構成およびロゴデザインを担当したのは、有名アーティストの企画展などをこれまでに数多く手掛けてきた新進気鋭の建築家・村山圭氏率いる、クリエイターユニット「PHAMILY(ファミリー)」。空間構成はもちろんのこと、プロダクトやグラフィックデザイン、最近ではウェディングのプロデュースなど、多方面での活躍をみせる話題のユニットだ。

©kazuoyoshida

©kazuoyoshida

第1弾の企画展は、手芸歴34年の光浦靖子さんによる作品展、「男子がもらって困る・子供がもらって、そうでもない ブローチ展」を開催。趣味を超えたクオリティと、誰にも真似できないオリジナリティある作品を作り続け、自身の作品を掲載した手芸本を、これまでに2冊発行。本展では、新作を含む100点を超える作品の展示と、5点の作品の販売をおこなう。会期中には、光浦さん周辺の手芸好きで構成される「ブッス!!手芸部」による物販、さらには光浦さん本人による手芸ワークショップなども開催するという。

Photographs by Masanori Ikeda(YUKAI)

OMOTESANDO HILLS POCKET 第1弾
「男子がもらって困る・子供がもらって、そうでもない ブローチ展」
会期|6月5日(木)~6月22日(日)
時間|11:00~21:00(日曜日は20:00まで)
会場|本館B3F OMOTESANDO HILLS POCKET
入場料|無料
Tel. 03-3497-0310

MURAYAMA Kei|村山圭

東京理科大学大学院理工学研究科建築学専攻修了後、建築や空間デザインなどに携わる一方で、2012年にクリエイターユニット「PHAMILY(ファミリー)」を結成。デザインやプロダクトなど、建築分野にとどまらない、さまざまな分野で活動中。主なプロジェクトとして、表参道ヒルズ スペース オー「THE PHOTO/BOOKS HUB TOKYO 2011」、伊勢丹新宿 ザ・ステージ内 ポップアップストア「STORE "JAPAN"」、東京オペラシティアートギャラリー「篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISHIN」、表参道ヒルズ スペース オー「蜷川実花写真展 LUCKY STAR NINAGAWA MEN & WOMEN」、代官山蔦屋書店「代官山 DESIGN BOOK 展 2013」などの、空間ディレクションを手掛ける。

PHAMILY|ファミリー

2012年夏に、建築家・村山圭氏を中心に結成。「家族」をキーワードに、人、時間、環境、食事など、空間にまつわるすべてのことをプロデュース。ディスプレイや、内装設計をはじめ、オーダーメイドウェディングの会場構成やプロダクトデザインなどを手掛ける。

           
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