Forest Notes|「感性の森2014展」開催
JVCケンウッド・デザイン|イトーキ
“Forest Notes”コラボレーション~産学交流によるアイデアモデル展示会
「感性の森2014展」開催
3月18日(火)より、ケンウッド・デザインとイトーキが共同でエキシビションを開催。リアルタイムの森の声を、都会のリビングやオフィスに届ける“Forest Notes(フォレストノーツ)”のコラボレーションイベント、「感性の森2014展」である。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
キャビネット全体が振動する天然木製スピーカー
Forest Notes(フォレストノーツ)とは、「森を感じるセンスウェア(五感で感じ、意識できるような感性の道具や仕組み)」として、リアルタイムの森の声を、都会のリビングやオフィスに届けるサービス及び製品のことである。
「森への入口」をイメージしたデザインコンセプトから生まれたスピーカーは、飛騨の伝統技術を踏まえ、職人たちが材料の選定から仕上げまで一貫した管理のもとで製造。Bluetooth®レシーバーやリチウムイオンバッテリー、エキサイターを内蔵し、スマートフォン、タブレット、パソコンなどから簡単に接続して“森の音”をワイヤレスで楽しむことができる。
一見、音響機器を感じさせない天然木製のキャビネットだが、エキサイター(エフェクターの一種)を搭載することでキャビネット全体を振動させ、透明感のある音色を奏でる。スピーカーユニットが振動する通常のスピーカーとちがい、キャビネット全体が振動するので、自然な、ゆったりと森の声が楽しめるのが特徴だ。
フォレストノーツのシステムを活用し豊かな社会を
今回のイベント「感性の森2014展」では、“ひとと自然が距離を超えてつながる”というフォレストノーツのテーマに共感した企業・学校・作家たちが、それぞれの立場で考えたフォレストノーツの「アイデアモデル」を試作・制作。
森の声を奏でるシステムとして提案される40点余りの作品展示を通して、自然と共生するあらたなスタイル提案をおこなう。同時に、将来に向けた産学交流、企業連携、相互のPRの場を創造することが目的となる。
<トークイベント>
3月18日(火)13:00~14:30(SYNQA 1F)
出演|斎藤 馨氏(東京大学大学院新領域創成科学研究科教授)、川崎義博氏(東京藝術大学美術学部先端芸術表現科 サウンドアーティスト)
日本各地や世界の森林の生態系を、“サウンド”を通して見つめる両名の活動と今後の展望を対談。
3月20日(木)13:00~14:00(SYNQA 1F)
出演|加藤洋介氏(株式会社イトーキ マーケティング本部 Ud&Eco研究開発室)
木の素材としての見え方・ヒトの感じ方など、研究内容を交えてデザイナー向けに講演。