各分野のイノベーターが集結する「AnyTokyo 2019」が開催|EVENT
DESIGN / PRODUCT
2019年11月3日

各分野のイノベーターが集結する「AnyTokyo 2019」が開催|EVENT

EVENT|AnyTokyo 2019

クリエイティブの祭典「AnyTokyo」が4年ぶりの開催。テーマは “Crazy Futures /かもしれない未来”

2013年にスタートした「AnyTokyo」は、アーティスト、サイエンティスト、デザイナー、アントレプレナーが、予測できない未来と対峙し、アウトプットを試みるクリエイティブの祭典。4年ぶりに開催となる本年度は、歴史的な建造物である「kudan house」(東京・九段下)が会場に。開催に向けて出展者第一弾が発表された。

Text by WAKABAYASHI Satsuki

英知が集結し、重なり、溶け合う。未来への挑戦、そのための祭典

プロダクト、ファッション、インテリア、建築、ロボティクス、コミュニケーション…これらのジャンルを取り払い、豊かな暮らしと未来のためのプラットホームになるべく、「AnyTokyo」が4年ぶりに戻ってきた。
2019年に掲げたテーマは「Crazy Futures / かもしれない未来」。この難題に挑む、出展者第一弾(8組)が発表された。
Communication|echo project、mmm(インタープリター)
Product|大城健作(デザイナー)
Fashion|川崎和也(スペキュラティヴ・ファッションデザイナー)
+Synflux [佐野虎太郎+清水快+藤平祐輔]
Installation|高島マキコ(アーティスト)
Lighting|TAKT PROJECT(デザインスタジオ)
Furniture|松山祥樹(プロダクトデザイナー)
Media art|脇田玲(アーティスト慶應義塾大学 SFC 環境情報学部 学部長 教授)
【一部作品紹介】
echo|echo project
ダイアログ・イン・ザ・ダーク檜山晃とライゾマティクスリサーチ、アンリアレイジが感覚に関する対話を通して「echo」をテーマに空間と呼応する服を製作。服自体が信号を発し、距離を計測することで空間を認知し、その反応が振動として私たち自身に返ってくる。感じたことのない空間の知覚方法を体験する展示。
altag|mmm
物理空間の中で、音は動くものとものの接点で発生し、その輪郭を形作るように存在する。それに対し、「altag」は空間に音をつける、名づける行為を通して、世界の捉え方を音を中心に再設計する試み。私的空間に留まり、漂い続けてきた想いや音、時間の歪みを音で再構成することで空間の中で時間を行き来する。
Unplugged Appliances |松山祥樹
時代の変化や流れの中に消えていく家電があって、それを置き換えるのは、新たな家電でなくてよい。そこに生まれた空白を、便利や効率のための新たなテクノロジーで上書きするのではなく、もっとシンプルで小さな幸せで満たせたらよい。かつての家電の面影を感じるような、シェルフやキャビネットのシリーズ。
会場では展示とともにトークイベントも開催し、未来について熱く議論できる場が設けられる。第二弾の出展者は11月上旬を予定している。
AnyTokyo2019(エニートーキョー2019)    
会期|2019年11月16日(土)~23日(土)11:00-19:00 、24日(日)11:00~17:00
会場|kudan house(102-7703 東京都千代田区九段北1-15-9)
入場料|一般 1000円 / 学生 500円
主催者|AnyTokyo実行委員会
問い合わせ先

AnyTokyo2019
http://anytokyo.com/2019/

                      
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