Gien|フランスの陶器メーカー「ジアン」の最新作
Gien|ジアン
遊び心あふれるデザインの新作がズラリ
フランスの陶器メーカー「Gien」 2013年秋冬新作コレクション
1821年創業、歴史に培われた職人技が息づく陶器メーカー「Gien(ジアン)」から、新作が登場。9月に新CEOが就任し、昔のデザインのリメイクや、遊び心あふれるデザインがラインナップしている。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
美しい“作品”を日々の食卓で
ルネッサンスフォンブルーに代表される“ジアンブルー”――フランス人なら誰でも知っている、濃紺の美しい陶器製品を生み出すジアン。フランス・ロワール川のほとりの街、ジアンで誕生したメーカーである。ロワールの森や渓谷に囲まれた豊かな風土から生まれる、温かみのある作風が人気だ。
ジアンはフランスの古い作品の複製のみならず、イタリアのファイヤンス焼や日本の薩摩焼の複製をつくる技術を導入。高温で焼いた浮き彫りの光沢のある表面や、ヒビ模様、トルコブルー、生の粘土などに色づけした模様や、濃紺の地にゴールドリーフをあしらったものなど、すばらしい作品を生み出している。
上の新作「A Table(ア ターブル)は、19世紀末のジアン所蔵デザインからあらたに現代のデザインへとリニューアル。懐かしくも現代的にリファインされ、Biarritz(ビアリッツ)、Deauville(ドーヴィル)、Paris(パリ)、Toulouse(トゥールーズ)のシリーズを揃える。毎日の食事を楽しむ幸せな空間をともにする食器に注目したい。
サバンナへの冒険に誘う「Safari(サファリ)」
繊細なタッチで動物画を得意とするステファン・アルザク氏をデザイナーに迎えた「Safari(サファリ)」。地平線をバックにしたキリン、シマウマ、レイヨウの群れ、象やライオン、チーター、ヒョウは木陰で涼む。サバンナに生きる動物たちの、穏やかな生活をモチーフにしたシリーズとなっている。
問い合わせ
明和セールス
Tel. 03-5823-7511
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