SEKI|無垢一枚板のテーブル専門ギャラリー
SEKI|関家具
“無垢一枚板テーブル”の温もりを体感できるギャラリー
「Atelier MOKUBA青山」オープン
それぞれが異なる形や木目をもち、一つとしておなじものが存在しない、自然の造形を感じさせる無垢の一枚板。そんな材料を天板とした“無垢一枚板テーブル”展開する専門ギャラリー「Atelier MOKUBA青山(アトリエ もくば青山)」が、東京・青山に10月5日にオープンした。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
無垢一枚板を常時100枚以上展示
家具の生産量日本一の町として知られる福岡県大川市。この町の総合家具卸、関家具グループの「関家具工房木馬」が運営する“無垢一枚板テーブル”専門ギャラリーが、「Atelier MOKUBA青山」だ。世界各地から選りすぐった原木を、最新の機械と専門職人の熟練技術で仕上げた天然無垢一枚板。実際に見て手で触れて、その魅力を実感できる空間となっている。
かつては国産材が主体で、純和風住宅や旅館・飲食店に限られていた無垢材。関家具はそれに加えて海外産の多彩な樹種を取り入れ、木がもつ価値を最大に引き出す製法を確立。フローリングのマンションなど現代の住空間を彩る家具にまで用途を広げた。
美しく、より多彩な表情をもつようになった一枚板テーブルは、暮らしに木の温もりややすらぎを求める層から、熱い支持を得ているという。
関家具は、2010年に一枚板専門工房「MOKUBA」を設立。北米、南米、アフリカなど世界各地から優良な丸太原材をバイヤーが直接買い付け、仕入れから加工・品質管理まで自社一貫体制を確立。東京では西新宿のリビングデザインセンターOZONE内に新宿ギャラリーを設け、普及帯として20万円~500万円前後の商品を展示している。
仕入れから短くても2年、長くて5年以上かける無垢一枚板
福岡・天神、東京・新宿、そして「Atelier MOKUBA青山」ギャラリーをつぎつぎに立ち上げてきた林翔太朗店長は、「仕入れから製造工程まで、大川が育んできた木質家具の加工技術の粋を注ぎ込んだMOKUBAの無垢一枚板は、最高水準の品質をもっています。青山という上質な情報が集まる地で、多数の製品に接していただけることは大きな歓びです。無垢一枚板テーブルの価値を多くのひとに感じ取ってもらえるように努力したいと思っています」と抱負を語る。
「Atelier MOKUBA青山」では、MOKUBAブランド商品として50万円~1000万円前後の高級品をラインナップ。1.8メートルから5メートルの長尺サイズまで常時100枚(樹種約30種)以上を展示し、長さ12メートル、幅1.35メートルまでのサイズで製作が可能だ。
また、「Atelier MOKUBA青山」プロジェクトには、スタイリストの岡村雅人氏、写真家の泊 昭雄氏、デザイナーの紫牟田興輔氏のマルチに活躍するクリエイター3名が、総合的に参画、協力している点にも注目したい。
「Atelier MOKUBA青山」
東京都港区南青山2-27-20 CGAビル1・2F
Tel. 03-6721-1396
営業時間|11:00~20:00
http://www.sekikagu.co.jp/mokuba/