Italo|まるでフェラーリ!? イタリアの新型高速列車デビュー
Italo|イタロ
名匠ジウジアーロが列車をデザイン
まるでフェラーリ!? イタリアの新型高速列車「イタロ」デビュー
昨年4月から運行が開始されたイタリアの新型高速列車「イタロ」。フェラーリのモンテゼーモロ会長が出資するだけにボディカラーは深紅、その最高速度は300km/hを超える。そしてそのデザインに携わったのは、名匠ジョルジェット・ジウジアーロ率いる「イタルデザイン・ジウジアーロ」というこだわりぶり。クルマファンも見逃せない注目の最新列車が登場した。
Text by YANAKA Tomomi
濃厚なイタリア鉄道の旅
イタリアの新型高速列車「イタロ」は、フェラーリを擁するフィアットのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長と、トッズのデッラ・ヴァッレ社長らが共同出資し、昨年4月に運行がスタート。現在はミラノ-ローマ間を約1日17本、フィレンツェ-ローマ間が1日20本運行されている。
世界でもっとも近代的といわれる車両は、数多くの名車をデザインした工業デザイナーの名匠ジョルジェット・ジウジアーロ率いるイタルデザインが担当。イギリスのデザイン&カルチャー誌『ウォールペーパー』の今年のデザインアワードにも輝いている。
このイタロ、飛行機のようにファーストクラスの「クラブ」、ビジネスクラスの「プリマ」、エコノミークラスの「スマート」の3つのシートを用意。すべての座席で革のシート、Wi-Fiによるネット接続サービスも提供されている。質の高いサービスとともに車窓から景色を楽しんだり、映画を観たりと思い思いの時間を過ごすことができるのだ。
今回、イタロを運営するNTV(ヌオーヴォ・トラスポルト・ヴィアッジャトーリ)が海外市場の販売やマーケティング、プロモーションなどを委託するパートナーとしてレイルヨーロッパと契約。レイルヨーロッパの日本語ウェブサイトでは日本円で料金が表示されるとともに、オンラインでチケットが購入でき、日本全国の1500社以上の旅行代理店からも申し込むことができるという。
日本でチケットを確約できることで計画も事前に立てられ、より充実した時間を楽しむことができるイタロの旅。イタリアにいく楽しみがまたひとつ増えたというわけだ。
レイルヨーロッパ
http://www.raileurope-japan.com