鋳物の可能性を追求するインテリアブランド「HinoLab M」|HinoLab M
HinoLab M|ヒノラボ エム
積み重ねた経験に裏打ちされたプロダクトライン
福岡を拠点に鋳物のインテリアプロダクトを提供するHinoLab M(ヒノラボ エム)。経験と技術によって生み出されたアイテムは、鋳物の“表情”を美しく表現している。
Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)
“風合い”がもたらす美
溶けた高温の金属を型に流し込み、冷まして精製する鋳物。複雑な形状のものでも一体形成出来ることから、産業機械の部品、鉄瓶や花器といった生活用品や、フライパンなどのキッチンアイテムにも使われている。
「HinoLab M」(ヒノラボ エム)は福岡を拠点に、鋳物を利用したインテリアプロダクトをリリースしているインテリアブランドだ。
HinoLab Mが大切にしているもの、それは鋳物の“風合い”だ。鉄が醸し出す重厚さや存在感を持ちながら、鋳物特有の曲面や鋳肌と呼ばれる表面のテクスチャーによる温もりや繊細な柔らかさを表現。道具として使われるなかで現れる擦れや錆に感じる、愛しさや懐かしさといった趣深さがHinoLab Mのプロダクトに宿っている。
製作には球状黒鉛鋳鉄を用いた薄肉・高強度製品の鋳造技術、砂の成分管理、マンガンや銅などの微量元素を含んだ鉄の成分管理、製造中の鉄の温度管理など、鋳物歴99年という経験に裏打ちされた、確かなクラフツマンシップが活かされている。
作られてから50年を経過した鋳物の錆をベンチマークに、100種類以上の試作の後にたどり着いた「黒染め技法」をベースにし、独自の表面処理と研磨を施す。そして一品一品手作業で仕上げるこだわりよう。デザイナーが意図する形状やテクスチャーに込められた想いが、忠実に再現されている。
トレイやレターラック、ペンスタンドといったラインナップは、存在感がありながら空間に馴染む洗練されたプロダクトが取り揃う。仕上げのバリエーションは3種類「錆仕上げ」、「クリア仕上げ」、「カラー塗装」から、好みのものが選べる。
「錆仕上げ」は、長い時を経て作られる黒錆を再現。手作業で磨き処理を加えた後、特殊な処理施すことで黒錆を生成される。クラシックな雰囲気が特徴だ。
「クリア仕上げ」は、鋳物の素材そのものの風合いを活かす、クリアコーディングが表面に施されている。錆仕上げ同様、手作業で磨き込まれ、擦り減ったルックスが魅力。
「カラー塗装」は、カラー塗装による仕上げ。ブラックが標準色として用意されており、モダンかつシンプルな雰囲気を纏う。
古来より作り続けられてきた鋳物が持つ「表情」を美しく表現するHinoLab M。インテリアのアップデートを考えているならば、ぜひ手にとってみてほしいアイテムだ。
HinoLab M
トレイ “Square” Sサイズ
価格|3000円~4500円(税別)
トレイ “Square” Mサイズ
価格|3500円~5500円(税別)
トレイ “Round” Sサイズ
価格|2800円~4300円(税別)
トレイ “Round” Mサイズ
価格|3300円~5300円(税別)
トレイ “Long”
価格|4500円~6500円(税別)
カードホルダー “Trench”
価格|4800円~6800円(税別)
ペーパーウェイト “M”
価格|2500円~3800円(税別)
ペンスタンド “M”
価格|3000円~4200円(税別)
ペントレイ “Single”
価格|3200円~5000円(税別)
ペントレイ “Boat”
価格|4500円~6500円(税別)
ペンスタンド “Sloth”
価格|6000円~8000円(税別)
レターラック “Sloth”
価格|6500円~8500円(税別)
フォトフレーム “Classic”
価格|9000円~1万2000円(税別)
ウォールフック“Eat”
価格|3500円~4000円
ランプシェード “108”
価格|2万8000円~3万2000円(税別)
ソケットカバー “Hat”
価格|1万5000円~1万9000円(税別)
HinoLab M 取扱店舗
関東|
TRAVELER'S FACTORY STATION、カキモリ 蔵前店、THINK OF THINGS、書斎館(羽田空港T1・T2)、海老名市立図書館内蔦屋書店※2018年6月14日(土)まで
中部|
C.COUNTLY、LOWVE
近畿|
BRIDGE WORKS、HOUSE OF TOBIAS JACOBSEN、京都 古都品
中国・四国|
Courage Plus
九州・沖縄|
Lille Nordic、OBJECTUM CASA、OBJECTUM、六本松 蔦谷書店、PORT、NINE-PER-ONE