Dr. Vranjes|クルマ専用フレグランスが登場!
DESIGN / PRODUCT
2014年12月24日

Dr. Vranjes|クルマ専用フレグランスが登場!

Dr. Vranjes|ドットール・ヴラニエス

クルマ専用フレグランスが登場!

フィレンツェの気品漂う香りを、愛車にも

フィレンツェのフレグランスブランド「Dr. Vranjes(ドットール・ヴラニエス)」から、クルマ専用のフレグランスが登場した。それにあわせて、調香師であり同ブランド代表のパオロ・ヴラニエス氏が来日。代官山の直営店で、その魅惑の香りについて話を聞いた。

Photographs by MIKAMI MakotoText by SUGIURA Shu(OPENERS)

リッチ、クラシック、モダンの3種類がラインナップ

ドットール・ヴラニエスは1983年、パオロ・ヴラニエス氏によって設立されたブランド。幼いころ、シルク商人の祖父が海外からたびたび持ち帰ってくる小瓶の香料に魅せられたのが、その原点だという。世界のさまざまな香りに触れ嗅覚が研ぎ澄まされたのはもちろん、小瓶の美しさにも魅せられ、香水の世界を夢見た。古くから香水が親しまれてきた都市フィレンツェでスタートをきり、その後30年にわたって多くの顧客を獲得。注意深く抽出された天然のエッセンスを用いた香水は、すべての工程がハンドメイドだ。

新しく発売されたCARPARFUM

パオロ・ヴラニエス氏

今回ドットール・ヴラニエスは、初めてクルマ用のフレグランス「CARPARFUM」を発売。彼自身が大のクルマ好きということもあり、いつもとは違うインスピレーションから調香されたようだ。

「普段は散歩中に感じる朝の心地よさや旅先でのイメージをもとに香りのアイデアを得ますが、今回のイメージソースは、
フィレンツェの郊外にいるジャガーのコレクターを訪ねたときでした。新旧のジャガーが車庫にずらりと並んでいて、その高級感や古さに魅せられ、イメージが湧いたんです」

そのようにして生み出されたクルマ専用のフレグランス「CARPARFUM」は、「CUOIO NOBILE」「CUOIO CLASSICO」「CUOIO VERO」の3種類がラインナップ。

代官山の店内には、香りの“もと”となる原料も

色とりどりの香水が店内を彩る

「『CUOIO NOBILE』は、ベントレーやロールスロイス、古いジャガーなどをイメージしました。バニラが漂うリッチ感に溢れた豊潤な香りです。『CUOIO CLASSICO』は、NOBILEにくらべるとスポーツ系で、ポルシェをイメージした香りです。スパイシーさがあります。
『CUOIO VERO』は、近代的なデザインの、たとえばベンツの新車をイメージして調香したもので、ローズを入れるなど女性にも好まれる香りを意識しました」

また今回の来日に際し、客それぞれの好みを聞きヴラニエス氏本人が香りを案内する「パーソナルアピアランス」を開催。日本でもすでにファンが多いだけあって、当日は多くの客で賑わった。

「たくさんのお客さんがたくさんの質問をしてくれて、おすすめの香りやその理由にすごく興味をもってくれました。お客さんがどんな香りが好きか、どんなものを求めているかがわかって勉強になりましたね。

イタリア人にくらべると、日本人は質問をいろいろとしてくれて、深く知りたいという好奇心があるように思いました。香りの好みとしては、赤ワインの濃い香りがする個性的なものか、もしくはフレッシュ系のデリケートなものが人気でしたね」

直営店は、代官山の静かな路地にある

CARPARFUMのフレグランスタイプとシートタイプ(右)

物静かな語り口でひとつひとつの質問に丁寧に答えてくれるヴラニエス氏には、その香水と同じような高貴さが漂う。CARPARFUMで、愛車にもそんな気品を漂わせてみたいところだ。

Dr. Vranjes CARPARFUM
100mL 6300円
スプレーのフレグランスのほか、クルマのサイドポケットに入れて香りを楽しむシート型(2625円、10枚入)も発売。

Dr. Vranjes Tokyo
東京都渋谷区猿楽町26-9
Tel. 03-3780-1058
http://drvranjes.jp/

           
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