サン=テグジュペリをテーマにしたモンブランの2017年「作家シリーズ」｜MONTBLANC

MONTBLANC｜モンブラン

『星の王子さま』を遺した冒険家を称える

1931本のみの特別な万年筆

モンブランが作家の功績を称えるべく、特別な意匠で手掛ける「作家シリーズ」。2017年は『星の王子さま』などの作者アントワーヌ・ド・サン＝テグジュペリをフィーチャー、作品の世界観を表現した万年筆が数量限定でリリースされる。

Text by YANAKA Tomomi

スペシャルエディションのボールペンや特別カラーのインクも同時発売

筆記文化の担い手を自負するモンブランが1992年から毎年、ひとりの作家の功績を称え、手仕上げで製作する「作家シリーズ」。27作目を数えた2017年のテーマは、『星の王子さま』の作者アントワーヌ・ド・サン＝テグジュペリだ。

1900年にフランスで貴族の家柄に生まれ、第二次世界大戦以前は商用飛行機のパイロットとして活躍。1940年にドイツとフランスが停戦するまではフランス軍に所属していたサン=テグジュペリ。

その後、彼は北アフリカで自由フランス空軍に参加。1944年7月、最後のミッションで行方不明となる波乱の人生を歩んだ一方で、子どもから大人にまで愛される不朽の名作『星の王子さま』を書き残すなど、彼自身の人生もまたロマンに満ち溢れた“伝説”として語り継がれている。

今回の限定万年筆「リミテッドエディション1931」は、サン=テグジュペリの2番目の小説『夜間飛行』が発表された年にちなみ、1931本

のみ限定生産。彼が愛した当時の飛行機がデザインのベースとなり、大空を駆けるロマン満ち溢れたコレクションとなった。

2017年内期間限定で生産される「スペシャルエディション」は、万年筆、ローラーボール、ボールペンの3種類を展開。ナイトブループレシャスレジンのボディとキャップがシックな印象を与え、尻軸にはサン=テグジュペリの人生において重要な舞台となった都市名が記されている。このほか砂漠の夕映えをイメージした特別カラーのインクも同時発売となった。

いつまでも真っ直ぐな心を忘れたくない大人たちの愛すべき筆記用具。これまでのモンブラン特別限定品同様、生産を終えると二度と再生産されず、設計図や型は廃棄される予定である。