酒井産業|柴田文江がデザインする子ども向け木製品ブランド「buchi」
酒井産業
プロダクトデザイナーの柴田文江がデザイン
木製玩具の新ブランド「buchi」デビュー
木に触れる機会が減ってしまった現代で、子どもたちへ良質な木のおもちゃを届けたい
――数多くの木育教材を開発してきた酒井産業が、子ども向け木製品ブランド「buchi」を開発。デザインを担当したのは、オムロンの体温計や象印の炊飯器などで知られるプロダクトデザイナーの柴田文江氏。9月7日(金)まで、池袋・自由学園 明日館で開催中の展示会“FOR STOCKISTS EXHIBITION”で発表されている。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
手に触れた人びとがやさしさと温もりを感じる、木の素材の魅力
コロコロとタイヤを転がして遊べるクルマのおもちゃ――付属の木製パーツを本体のスリットに差し込めば、クルマ同士を連結させて電車にもなる。遊び方によって車種が変わったり、自由に物語が広がる造形だ。
外側の四角パーツと内側のクロスパーツを組み合わせて遊ぶパズル――子どもたちが、台座をつかって楽しみながら棒通しのように片づけができ、最後は一つのブロックにまとまる。
倒したときに心地よい木の音色を楽しめるドミノ――ふちの彩色を使ってならべたり、紐を穴にとおして遊んだり、大人も子どもも無心になって遊んでしまう。
彩色をほどこした“ふち”を特徴に、多様な樹種を用いて、木々が織りなす自然のハーモニーを表現する新ブランド「buchi」。メーカーの酒井産業は長野県木曽に本拠地を置き、数多くの子ども向けの木工品や木製遊具、モノ作りキットなどの「木育教材」を開発してきた経験をもとに、今回も高い品質の木のおもちゃを製品化。国内でも有数の技術を誇る職人らにより仕上げられている。
ネジやボルトを使わずにスリットの入ったパーツのみで構成されている組み立て式のいすや、大人になっても雑誌入れなどとして活用できるように木目の表情を活かしたシンプルなデザインのおもちゃ箱も登場する。
FOR STOCKISTS EXHIBITION
※インテリア、ファッション、雑貨など、
約100社が合同で開催する業者向けの展示会
日時|2012年9月5日(水)・6日(木) 10:00~18:00
9月7日(金) 10:00~17:00
会場|自由学園 明日館
東京都豊島区西池袋2-31-3
http://www.forstockists.jp/
商品の問い合わせ
酒井産業株式会社 東京営業所 buchi事業部
Tel. 03-3971-8828
http://www.buchi.co.jp