日野明子と11の工房・作家によるイベント「日本の道具」開催|LIVING MOTIF
DESIGN / PRODUCT
2015年7月29日

日野明子と11の工房・作家によるイベント「日本の道具」開催|LIVING MOTIF

LIVING MOTIF|リビング・モティーフ

自然素材をいかし、日本の多様な生活文化に寄り添ってきた道具を数多く販売

日野明子と11の工房・作家によるイベント「日本の道具」開催

作り手と売り手をつなぐ“ひとり問屋”として、日本中を巡って日本の道具と出合ってきた日野明子氏。「LIVING MOTIF(リビング・モティーフ)」で8月1日(土)から開催されるイベント「日本の道具 ~自然素材を生かしたものづくり~」では、日野氏をナビゲーターに迎えて、一度は消えてしまった、あるいは消えてしまいそうな自然素材を活用したものづくりにフォーカスし、全11の工房・作家の商品を販売する。期間中、ワークショップや実演、日野明子氏によるトークイベントを通して、道具とのつきあい方を体験できる。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)

日本の道具の産地のいまを知ろう

漆器や竹かご、鉄のフライパン、包丁、焼き締めの器など、日本が誇るべき作家や職人の手仕事による台所道具や器を紹介する『ニッポンの台所道具と手入れ術』(誠文堂新光社)の著者、日野明子氏がナビゲーターとなるイベント「日本の道具 〜自然素材を生かしたものづくり〜」。

日本の多様な生活文化に寄り添ってきた“道具”を見つめる5つのワークショップや実演、トークイベントを通じて、風土や暮らしのなかにある美意識に触れつつ、「素材」を知り、「使い方」を知ることで、楽しく道具と付き合っていくことができることを伝える。

リビング・モティーフ|日本の道具

リビング・モティーフ|日本の道具

ワークショップ、トークイベントは当日空きがあれば参加OK

久保一幸 竹籠実演
8月1日(土)~2日(日)13:00~17:00
久保一幸氏は1969年大阪生まれ。会社勤務を経て一念発起し、別府職業訓練校 竹工芸科を卒業。野々下一幸氏に師事したのち1997年に独立。現在も大分から竹を仕入れ、丁寧なものづくりをつづけている。実演では基本的な編み方や、竹ひご作りを披露する。

中津箒 豆箒作り
8月8日(土)~9日(日)12:00~ 、14:00~ 、16:00~
(※予約制:各回4名 参加費:2000円 所要時間:約1時間)
原材料(ホウキモロコシ)を無農薬有機栽培で育てるところから箒(ほうき)作りに取り組み、かつて日本中で使われていた箒と文化を残そうと活動している中津箒から講師を招いて、細かな場所の掃除に便利な15cmほどの豆箒を作る。

リビング・モティーフ|日本の道具

リビング・モティーフ|日本の道具

稲藁工房ふらここ舎 東明美 わら筆作り
8月22日(土)~23日(日)12:00~、14:00~、16:00~
(※予約制:各回5名 参加費:3000円 所要時間:約1時間半)
東明美氏は1944年東京生まれ。1996年から「稲藁工房ふらここ舎」としてわら筆作りをはじめる。当日は藁から“みご(稈心)”を選り分けるところからわら筆を作る。

髙田耕造商店 棕櫚束子作り
8月29日(土)13:00~17:00(※先着順:1名ずつ 所要時間約20分)
うつわにやさしい束子作り 参加費:1000円/紀州産棕櫚束子作り 参加費:3000円
髙田耕造商店は1948年創業。地元では途絶えてしまった国産棕櫚(しゅろ)を復活すべく2010年紀州棕櫚山再生プロジェクトを開始。やわらかくひとにも自然にもやさしい束子(たわし)を一つずつ職人が巻き上げる。当日は専用のたわし製造のマシンで、束子を巻く作業を体験できる。

日野明子トークイベント 「自然素材の台所道具の扱いと、製造の四方山話」
8月30日(日)16:00~17:00(※予約制:定員20名、参加費:無料)
頻繁に産地に赴き、問屋の役割を果たしつつ、地場産業のアドバイザーも務める日野明子氏。昨年“現場の様子を熟知した人間”として編集者から指名され、『ニッポンの台所道具と手入れ術』(誠文堂新光社)を上梓。トークイベントでは台所道具の素材の特性に合わせたお手入れ方法や、ものづくりにかんして語る。

「日本の道具 ~自然素材を生かしたものづくり~」
会期|2015年8月1日(土)~8月30日(日)
※お盆休み:8月13日~15日休業
営業時間|11:00~19:00
場所|リビング・モティーフ
東京都港区六本木5-17-1 AXISビル B1F、1F、2F
Tel. 03-3587-2784
※ワークショップ、トークイベントに参加希望者は、店頭または電話(Tel. 03-5575-8429 平日11:00~19:00)で申し込み。定員に空きがある場合は当日も受付ける。参加費は当日の支払い

問い合わせ先

リビング・モティーフ

Tel. 03-3587-2784

http://www.livingmotif.com

           
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