Vitra|プルーヴェの名作 天板の仕様と素材を選べる新生「EM Table」
DESIGN / INTERIOR
2015年1月13日

Vitra|プルーヴェの名作 天板の仕様と素材を選べる新生「EM Table」

vitra|天板の仕様と素材を選べる新生「EM Table」

プルーヴェの名作テーブルがさらにモダンに

フランスの建築家、Jean Prouve(ジャン・プルーヴェ)がデザインした「EM Table」は、プルーヴェを象徴するデザインとしても知られている。誕生から半世紀を経て、新バージョンの「EM Table」が登場。天板の仕様とサイズをユーザーが選ぶことができるようになった。

Text by OPENERS DESIGN

完成されたフォルムと構造哲学はそのままに

「EM Table」のEMとは、Entretoise Metallique、すなわち金属製の横木を意味する。スチール製のベースに長い横木を介することで、構造を分節。強度的解決、また施工方法までもを、上手く処理している。これは1950年頃に、熱帯地方用に開発された組立、解体が可能な住宅「メゾン・トロピカル」のためにデザインされた一連の家具シリーズの一つだ。中でもこのEM Tableは、厚みのある天板と特徴的な脚部でダイニングやミーティングなど、幅広く愛されてきたプルーヴェを代表する名作。

スチール板を折り曲げた斜めの脚部は、天板下のクロスバーによって繋がり、力のかかる部分ほど強い構造に設計されている。細部に宿るディテールの美しさと、緻密に計算された構造は、エンジニアならではだ。そんな彼の構造哲学はそのままに、新しいバージョンの「EM Table」では、天板の仕様を選べるように。天板は無垢材のソリッドウッド天板と、強化プラスチックのHPL天板を用意している。

ソリッドウッド天板はナチュラルオーク、スモークドオーク、アメリカンウォールナットの3種から選択可能。天然木の魅力的な風合いと、無垢材の優雅な素材感が、空間に花を添える。一方、 HPL天板は多彩なカラーの中から慎重に選び抜かれた淡いカラーリングの天板が特徴だ。スチールベースはプラスチック樹脂との相性を考慮し、マットな粉体塗装で仕上げられている。さらにサイズも幅180cm~260cmまでと、5種類での展開となっている。

完成されたフォルムはそのままに、最先端の素材と多彩なカラーを兼ね備えたあたらしい「EM Table」。無垢材と強化プラスチックという、両極端なバリエーションを加えることで、多様化する現代の生活シーンにフィットすることだろう。

Vitra|EM Table
HPL天板カラー|ジャパニーズレッド、アイボリー、エメラルド、アスファルト
ソリッドウッド天板カラー|ナチュラルオーク、スモークドオーク、アメリカンウォールナット
脚部カラー|ジャパニーズレッド、ディープブラック、チョコレート、
コーヒー、エクリュ、バサルト(HPL天板のみに設定)、ミント(HPL天板のみに設定)

HPL 天板
W1800 28万4550円、W2000 28万8750円、W2200 31万1850円、
W2400 32万6550円、W2600 34万2300円

ソリッドウッド天板/ナチュラルオーク
W1800 37万3800円、W2000 41万0550円、W2200 42万4200円、
W2400 50万0850円、W2600 58万9050円

ソリッドウッド天板/スモークドオーク
W1800 45万5700円、W2000 47万9850円、W2200 49万9800円、
W2400 58万3800円、W2600 67万8300円

ソリッドウッド天板/アメリカンウォールナット
W1800 51万9750円、W2000 61万3200円、W2200 66万1500円、
W2400 70万8750円、W2600 75万6000円

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