マリナ・ボーティエによる新作シリーズに注目

イデー新作家具展示会では、“リラックス”や“解放”をテーマに、現代ベルギーを代表する若手デザイナーのマリナ・ボーティエ氏がデザインを手がけた、リビング・ダイニングのシリーズ「DIMANCHE（ディモンシュ）」をはじめ、直線的なデザインでありながら豊饒な印象をあわせもつゆったりとした3シーターの「CALME（カルム）ソファ」、チークの無垢材を贅沢に使用した「BOSQUET（ボスケ）」シリーズなどを紹介。さらに、サクラやクルミなど国産雑木を使った「STUMP（スタンプ）」の新シリーズや、古材のもつ本物の素材感を活かしたシリーズ「JATI TUA（ジャティ・トゥア）」も初登場する。

素材の魅力を引き立てるデザインがラインナップ

ベルギー・ブリュッセルを拠点にデザイン活動をおこない、ベルギーの「デザイン・オブ・ザ・イヤー 2014」を受賞したマリナ・ボーティエ氏による新作「DIMANCHE（ディモンシュ）」は、心やすまる「ディモンシュ＝日曜日」になぞらえたリラックスした雰囲気や開放感を醸し出す家具シリーズ。ホワイトオーク無垢材を使用し、重厚でありながらも、愛らしいフォルムの丸脚とすっきりとしたデザインで爽やかな存在感をアピールする。

世界の3大銘木のひとつに数えられるチーク無垢材を使用した家具シリーズ「BOSQUET（ボスケ）」のダイニングテーブルはチーク材のもつ特徴を活かしつつ、普遍的なフォルムを重視したデザインで、作業台のようなたたずまいは開放感を感じさせる。ダイニングテーブルに合わせて、斜めにデザインされた脚部が特徴のベンチは、ディスプレイ台としても活躍するアイテムだ。

フランス語で「凪、穏やかな（海／天候）」という意味をもつ「CALMEソファ」は、水平と垂直で構成された静的な印象から命名。直線のなかにアールを取り入れたモダンデザインは、シックな空間はもちろんのこと、さまざまなデザインともうつくしく調和する。

素材のもつ魅力を最大限に活かした「FRAME TABLE（フレイム テーブル）」シリーズの天板は、ホワイトオーク材とウォルナット材の2種類を用意。インテリアのテイストに合わせてセレクトでき、同シリーズのサイドテーブルも展開する。

イデー初登場のシリーズも素材の魅力が満載

国産雑木（ぞうき）を用いた家具製作の取り組みである「STUMP（スタンプ）」では、雑木と呼ばれる広葉樹（サクラ・クルミ・ニレ・ケヤキ・カエデ・ポプラ）を使い、雑木がもつ多彩な表情をデザインの力であらたな価値を付加し家具。

「JATI TUA（ジャティ・トゥア）」は、インドネシアの言葉で「時間が経過したチーク材」という意味。神が宿る島と呼ばれるバリ島では“オールドチーク”を価値のあるものとして大切に使っていて、今回は希少素材のオールドチーク材を贅沢にトレーに加工したシェルフと、オールドチーク材を無塗装で仕上げたミラーが登場する。

“New Paysan”IDÉE New Furniture Exhibtion 2015AW
会期｜2015年11月5日（木）まで
営業時間｜11:00～21:00
展示会場｜イデーショップ 東京ミッドタウン店
東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン Galleria 3F