手を洗う。いのちをつなぐ|SARAYA
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2020年6月4日

手を洗う。いのちをつなぐ|SARAYA

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SARAYA|サラヤ

コロナウイルス感染の拡大を防ぐために、必要なのは皆んなが正しく手を洗うこと

正直、手洗いという行為に、これほど意識を向けたことはなかったです。現代の日本人ならことさら気にせずとも、衛生環境が高いレベルで守られてきたからです。多少手洗いが雑でも、それが大事に至ることはありませんでした。しかしコロナウイルス感染拡大によって景色は一変。まさか、こんな日が来るなんて……、きっと誰もが同じ気持ちだと思います。この状況を脱するために、できることは何だろうか? 私たちは、いま先達に学ぶ必要があると思うんです。

Text & Edit by TSUCHIDA Takashi

感染対策で手洗いが有効手段である理由

人がウイルス罹患する原因の多くは、手を介していると言われています。電車のつり革・手すり・エレベーターボタン・ドアノブに付着したウイルスが手に伝染し、その手で無意識のうちに口や鼻、目を触ってしまい、粘膜を通して体内に入り込む。そうやって感染した人から、今度は咳やくしゃみの飛沫を浴びたり、感染者が触れた場所を再び誰かが触ってしまうことで、ウイルスはさらに広まっていくからです。

手は見た目に汚れていなくても病原性のウイルスや細菌が付着している可能性があります。だからこそ石鹸と流水できれいに洗い流すことが、感染対策の基本かつ最も効果的な手段なのです。では、その正しい手洗いの条件とは? 

・しっかりと石鹸液を泡立てること
・30秒間をかけて手洗いすること

石鹸液をしっかりと泡立てることで、手全体に液が行き渡り、手のシワや爪の間にも液が届きます。30秒という時間は、手洗いが不十分となりやすい部位を意識して手を洗うと意外と短いものです。
正しい手洗いはそれだけで十分な効果を発揮しますが、実際にはついつい雑になり、洗い残しも多く、時間も短くなりがちです。一連の作業を習慣づけることは、そんなに簡単ではありません。

だからこそ「手洗いが感染拡大を止める」という意識を持って、ふたつの条件をクリアしていきましょう。30秒間の手洗いが守れないなら、2度洗いを習慣化するのも良さそうです。石鹸液で洗い、流水した後に、再度石鹸液を泡立てるところから始めます。これなら30秒の手洗い時間を意識せずとも実現できます。

そしてアルコール手指消毒剤を併用するのも効果的です。清潔なタオルで水気を取った後に、手洗いと同様に満遍なく全体に消毒剤をなじませることで、落としきれずに残ったウイルスや細菌を除去します。外出から戻ったとき、食事をするとき、トレイの後、食事を作る前。こういったシーンで、都度、“正しい手洗い”を励行しましょう。

衛生的手洗い

日本の公衆衛生をリードしてきたサラヤブランド

学校や駅のトイレをはじめ、さまざまな公共施設の手洗いスペースで、緑色の石鹸液をよく見かけると思います。「シャボネット」という名前に馴染みのある方々もいらっしゃるでしょう。
「シャボネット」は公共の場やオフィスなどでお馴染みの緑色の薬用石けん液。1952年に誕生、50年以上もの間、愛用されてきたロングセラーブランドです。グリーンフローラルの香り。水で7倍から10倍にうすめて使用する希釈タイプ。[医薬部外品]
戦後間もない1952年、日本の赤痢患者がピークを迎えたとき、手洗いと同時に殺菌・消毒ができるヤシ油由来のシャボネット石鹸液と、この液体を多くの人がいつも清潔な状態で使いやすくするために押上げ・押出し式の専用容器をサラヤが考案、製品化したことから近代日本の公衆衛生の歴史がはじまりました。サラヤの専用容器に入った薬用石鹸液は、日本全国の公共トイレで採用されたのです。

またサラヤでは「トイレの後には手を洗おう」などの標語とともに、衛生意識の啓発を積極的に手掛けてきました。先述の正しい手洗いの知見は、サラヤ独自の研究と国内外の研究機関の情報をエビデンスに基づきまとめたものです。手を洗うことの大切さを一貫して伝えてきたのがサラヤブランドなのです。
学校や医療現場、公共施設の衛生担当者に向けて、「手を洗うこと」の大切さを伝えるべく、サラヤは数々のセミナー活動を行なってきた。

100万人の手洗いプロジェクト

サラヤの活動は日本だけに留まりません。

世界では1日約1万6000人 もの5歳未満の子どもたちが命を失っていますが、その原因の多くは予防可能だった病気。石鹸を使って正しく手を洗うだけで、下痢性疾患や肺炎を予防、100万人もの子どもたちの命が守られると言われています。

そこでサラヤが2010年からスタートしたのが「100万人の手洗いプロジェクト」。対象となる衛生製品の売り上げ1% をユニセフに寄付し、アフリカ・ウガンダで展開する手洗い促進活動を支援しています。手洗い設備を整えるだけでなく、「なぜ手洗いが大切なのか」という知識を広く伝えるのがサラヤの流儀です。

こうした“設備と知識の両面から公衆衛生を高める”取り組みは、ウガンダの医療機関にも影響を及ぼしました。サラヤがウガンダの現地法人を通じて、手指消毒の重要性を伝え、正しい方法をトレーニングした結果、母子病棟での感染が激減したのです。サラヤは現地の人の雇用を生み出しながら、アフリカの社会課題を解決し、医療従事者への教育、消毒の普及活動を進めています。
アフリカ・ウガンダで展開した「100万人の手洗いプロジェクト」では、手洗い設備の提供とともに、手を洗うことの大切さを啓蒙。ソフトとハードの両面で、公衆衛生に寄与した。
院内感染を防ぐため、医療従事者への教育・普及を目指す「病院で手の消毒100%プロジェクト」を展開。感染症と戦うアフリカ社会に、サラヤが有効な一手をもたらしている。

コロナウイルス感染拡大のいま

いまだワクチンが確立されない未知のウイルスが世界中で蔓延する中、医療の最前線や生活インフラを支える人々を守るべく、各種の洗浄・消毒剤などを供給しているサラヤは、裏側から大切なライフラインを守っています。緊急事態宣言が少しずつ解かれはじめている現在、日本の感染拡大が爆発的拡大に至らず、何とかその手前で踏みとどまったのは、私たちの祖先、親世代が衛生習慣を積み上げた結果。その先頭にたって大衆を導いてきたのがサラヤです。

願わくば、事態はこのまま収束に向かってほしいものの、歴史を振り返ると、私たちは第2波、第3波が来ることを想定して備えなければならないようです。感染症との戦いは、衛生的行動を一人ひとりが習慣化するしかないのです。それゆえ、日本の公衆衛生を陰から支えてきたリーディングカンパニーの存在を感じつつ、私たちは緊急事態宣言解除後の大切な時間を過ごしていきたい思うのです。
問い合わせ先

サラヤ
https://www.saraya.com

                      
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