世界初の体験型ベアブリックアート展「BE@RBRICK MACAU 2023」が絶賛開催中 | MEDICOM TOY
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2023年8月27日

世界初の体験型ベアブリックアート展「BE@RBRICK MACAU 2023」が絶賛開催中 | MEDICOM TOY

MEDICOM TOY|メディコム・トイ

MY FIRST BE@RBRICK B@BY 10000%のバルーンアートのインスタレーションも登場

海外でもアートとファッションのアイコンとして高い人気を誇るメディコム・トイのBE@RBRICK。年間3500万人以上の観光客で賑わうマカオでは、今年も恒例の大規模イベント「BE@RBRICK MACAU」が7月29日から9月22日まで開催されている。ここでは“世界初の体験型BE@RBRICKアート展”と銘打たれた「BE@RBRICK MACAU 2023」の見どころを紹介していこう。

Text by SHINNO Kunihiko|Edit by TOMIYAMA Eizaburo

今年は政府主催の「アート・マカオ」の一環として開催

マカオは珠江河口を挟んで香港の対岸、中国本土の南海岸に位置する特別行政区である。1999年にポルトガルの統治から中国に返還され、東西文化の融合が色濃く残る場所となっている。高さ338mの「マカオ・タワー」、世界遺産に登録された「聖ポール天主堂跡」や「媽閣廟(マーコミュウ)」を擁するマカオは、2023年上半期において中国の観光客に最も人気のある旅行先となっている。
2019年にスタートした「BE@RBRICK MACAU」は、中国本土、香港、マカオ、台湾各地にラグジュアリーブランド直営店の運営を 250 以上手掛けるWF Fashion(World First Holdings)主催で開催されているアートとファッションの一大イベント。会場のギャラクシー・マカオは、アジア有数のショッピング街を擁するワールドクラスのラグジュアリー統合型リゾートとして知られている。
2010年代以降、急速に進むアートとファッションの結びつきに興味を持っていたWorld First Holdings創設者のPatrick Fan氏は、日本の表参道に施された魅力的なウィンドウディスプレイからインスピレーションを受け、メディコム・トイとのコラボレーションを企画。象徴的存在であるBE@RBRICKを大々的にフィーチャーしたエキシビションの開催を決定した。
「BE@RBRICK MACAU」では世界各国の人気ブランドや才気溢れるクリエーターがこのイベントのためにデザインしたBE@RBRICKが毎年展示され、千秋(CIROL & Co.)氏デザインによる「MY FIRST BE@RBRICK B@BY」が初年から5年連続で中心的な存在となっている。
5年目となる今年はお祝いムードと熱狂をさらにスケールアップさせるため、2年に1度の大規模国際文化芸術イベント「アート・マカオ」の一環として実施。マカオ特別行政区政府主催により2021年に初開催となったアート・マカオは、“街全体が美術館”をコンセプトに、ギャラリーと屋外展示を通じて街全体を使った現代アート体験を楽しもうという試みがなされている。これまでにない観光文化都市ブランディングといえるだろう。
オープニング・セレモニーではメディコム・トイ代表取締役社長の赤司竜彦氏と副社長の須賀泉水氏が招聘され、政府関係者を交えたキックオフ・イベントを開催。会場のギャラクシー・マカオ内にある「パール・ロビー」「ギャラクシーアートギャラリー」「GICC講堂」「屋外芝生広場」と複数のエリアを使用し、それぞれの空間の特性を活かしたBE@RBRICKの展示がなされた。
中でも来場者の目を一際ひくのが、ギャラクシー屋外芝生広場に展示された全高約7メートルにも及ぶ世界初・最大のMY FIRST BE@RBRICK B@BY 10000% バルーンアートのインスタレーション。デザインのモチーフには八重咲の花びらが中心から外にかけてグラデーションに咲き並ぶ日本の「万華鏡」という品種の紫陽花(アジサイ)が選ばれ、マカオと日本の友好関係を象徴する存在となっている。
ここからは今年のBE@RBRICKのラインナップを見ていこう。日本からは先述のMY FIRST BE@RBRICK B@BYを筆頭に、山本耀司率いる「BLACK Scandal Yohji Yamamoto」、2005年春夏よりコレクションをスタートしたデザイナー阿部潤一の「Kolor(カラー)」が参加。
アメリカを代表する「Marc Jacobs(マーク ジェイコブス)」、パリ・シックスタイルが大人気の「SANDRO(サンドロ)」、ソフトなシルエットとモノクロームのパワフルなグラフィックが特徴的な「Neil Barrett(ニール・バレット)」、ロンドン発・カラフルポップな「MIRA MIKATI(ミラ・ミカティ)」、イタリアのラグジュアリー・シューズブランド「Giuseppe Zanotti(ジュゼッペ・ザノッティ)」といった有名ブランドが個性豊かなBE@RBRICKを発表している。
さらに今年は街のランドマークである「Senado Square(セナド広場)」をイメージしたBE@RBRICKを制作。この BE@RBRICK は、先進的な美学と由緒ある伝統を象徴する古代中国の 陶磁器をモチーフとして取り入れ、東洋と西洋の融合を表現している。
パール・ロビーでは先述のオープニング・セレモニーがおこなわれたほか、BE@RBRICK 100% & 400%、1000%を一同に展示する特設ブースをオープン。ARフィルターを用いたインタラクティブ体験コーナーと、来場者が参加した記念としてBE@RBRICKのフォトフレームで写真を撮影し、プリントアウトして持ち帰ることができるPhoto Kioskコーナーが設置されている。
ギャラクシーアートギャラリーには、独創的にデザインされたミラールーム「BE@RBRICK Garden」と、没入型ルーム「BE@RBRICK Infinity」を設置。非日常的な空間と 最新のデジタルアートを体感することができる。さらに、2019年〜2023年のBE@RBRICK MACAU歴代アイテム、マカオのアーティストThomasとGalaxyによるBE@RBRICK 1000%の展示、Pinel et Pinel x Cyril Kongo(シリル・コンゴ) によるBE@RBRICK デジタルアートコレクションのワールドデビュー、カリモクBE@RBRICKの展示などがおこなわれている。
GICC講堂では、中国のリーディングメディア “SuperELLE”とのコラボレーションによるアート + ファッション + カルチャーをテーマにしたトークセッションを 7月31日に開催。政府やアート、ファッション・カルチャー業界を代表する5人のスピーカーが登壇。SuperELLE’sのAIキャラクター「Meta KOL」もセッションに参加するなど、現地のこの分野への関心の高さがうかがえる。
「アート・マカオ」とのジョイントにより、これまで以上に大きな規模で開催されている「BE@RBRICK MACAU 2023」。広大なフィールドとデジタル技術を駆使した演出BE@RBRICKの世界に没入できる。マカオに行かれる際はぜひ足を運んでいただきたいイベントだ。
問い合わせ先

メディコム・トイ ユーザーサポート
Tel.03-3460-7555

                      
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