シンジョウコウジ × リコーCX4 「ふとした瞬間、見えるもの」
シンジョウコウジ × リコーCX4
「ふとした瞬間、見えるもの」
本誌連載「MIYAKO JIMA 365」でもおなじみの宮古島在住の写真家 シンジョウコウジ。カメラを片手に日々3~10km走っているという彼が、ランニング中のふとした瞬間に見えた南の島の表情を、リコーCX4におさめた。
写真=シンジョウコウジ文=三宅和歌子
つかいこなせばこなすほど、楽しみが増していくカメラ
マラソンが趣味だという新城浩司さんが、走りながらCX4にて撮影したのが、この作品たち。宮古島出身。高校卒業後上京し、ファッションや写真の世界に身をおいたのち、2007年に宮古島に帰郷。その彼が走りながら撮影した宮古島は、大きく広がる海や波打ちぎわに転がるペットボトルなど、縦横無尽な画角で撮られている。
「走っている最中に撮るのっておもしろいんですよ。頭のなかが整理されやすいので、見ているものが新鮮に感じられる。そこでふと気づいたものってけっこう純化されたものなのかな、と思います」
また、新城さんの夢は宮古島をエコアイランドにすること。日本のなかで電気自動車普及率をNo.1にしたいなど、エコにつながるディストリビュートをしていきたいという。自然に寄り添ったこの作品たちには、そうした新城さんの宮古島に対する思いも強く込められている。
さらに、今回の作品では、低い位置から撮影している写真も多い。これは手だけを下に置き、画面を見ずに撮影をしたものだという。
「僕は身長が180cmあるので、ふだんは低い位置にあるものに気を留めることがないんです。ところが、走っていると地上50cmのものが見えてきたりする。それをわざと画面を見ずに撮ってみました。手に目が付いている感じで撮りやすかったですね。ちょっとユニークな、表現に近いものになっているのではないでしょうか」
撮影距離1cmから接写ができ、光学10.7倍ズームで撮りたい画角を選ぶことができる。1台のカメラでできる、その表現の自由さにも新城さんは惹かれたよう。
「あと、クリエイティブ撮影モードがけっこう気に入りました。気軽にいろいろな表現ができるんです。ただ、今回の撮影ではオートモードで撮っているものが多いかな。もう少しじっくりと触ってきちんとマスターしたいですね」
クリエイティブ撮影モードとは、ダイナミックレンジダブルショット、ミニチュアライズ、ハイコントラスト白黒、ソフトフォーカス、クロスプロセス、トイカメラの全6種の写真表現を楽しめるというもの。
「シーンに応じて変えられるという機能が好きなんです。ツボといえばツボでした。デザインはシンプルだけど機能は満載。たくさん機能があるからこそ、使い込むことで楽しさが増していくんじゃないかな。自分の設定ができるので表現の幅も広がるし、オリジナルの表現を探る楽しみもあると思います」
シンジョウコウジ|SHINJO Koji
沖縄県宮古島生まれ。高校卒業後、美容師を目指し上京。2001年、知人に誘われてファッション業界に転職。某ブランドの国内外営業、PRを担当する。05年、パリの展示会時にパリでギャラリーを営むプロデューサーの飯塚ヒデミと出会ったのがきっかけで、写真の世界に入る。本誌LOUNGEカテゴリーにて「MIYAKO JIMA 365」を連載中。
リコー CX4|RICOH CX4
28-300mmの光学10.7倍広角・高倍率ズームレンズにより、最短1cmのマクロ撮影をはじめ、さまざまなシーンで高い描写力を誇るリコーCX4。「ソフトフォーカス」や「トイカメラ」など、個性的な撮影表現を楽しめる全6種類の「クリエイティブ撮影モード」を新搭載し、より豊かな表現が可能となった。画像サイズ1280×720画素、フレームレート30コマ/秒のハイビジョン動画を撮影することも可能。オープン価格。
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