信じる勇気が、未来を変える。『映画 えんとつ町のプペル』公開記念 西野亮廣氏インタビュー | MEDICOM TOY
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2020年12月18日

信じる勇気が、未来を変える。『映画 えんとつ町のプペル』公開記念 西野亮廣氏インタビュー | MEDICOM TOY

MEDICOM TOY|メディコム・トイ

『映画 えんとつ町のプぺル』に込めた思い

大人も泣ける大ヒット絵本『えんとつ町のプぺル』が、ついに映画化! 原作者・西野亮廣氏が自ら製作総指揮・脚本を手がけ、アニメーション制作においては圧倒的クオリティと世界観で世界中にファンを持つSTUDIO4℃が担当。ヴォイスキャストに窪田正孝、芦田愛菜、立川志の輔、小池栄子らが名を連ね、オープニングテーマにHYDE、エンディングテーマにロザリーナが参加。さらに関連商品としてメディコム・トイから「ルビッチの帽子」「UDF えんとつ町のプぺル」が発売される。今回は12月25日(金)公開を記念して、西野亮廣氏に本作についてメールインタビューにて回答をいただきました。この冬一番の感動作はどんな思いで生まれたのか──ぜひお目通しのうえ劇場に足をお運びください。

Text by SHINNO Kunihiko|Edit by TOMIYAMA Eizaburo

『映画 えんとつ町のプぺル』のストーリー

厚い煙に覆われ、空の向こうに“星”があるなんて誰も想像すらしなかった“えんとつ町”。一年前、この町でただ一人、紙芝居に託して“星”を語っていたブルーノが突然消え、人々は海の怪物に食べられてしまったと噂した。学校を辞めてえんとつ掃除屋として働いていたブルーノの息子・ルビッチは、父の教えを守って“星”を信じ続けていたため、町のみんなに嘘つきと後ろ指をさされ、ひとりぼっちになってしまう。だが、ハロウィンの夜、奇跡が起きた。ゴミから生まれたゴミ人間・プペルが彼の前に現れ、二人は友達となる。父を信じ、互いを信じあって飛び出した二人が大冒険の先に見た、えんとつ町に隠された驚きの秘密とは?

しっかり準備したので一日も早く皆様にお見せしたい

──いよいよ『映画 えんとつ町のプペル』が劇場公開されます。2016年に発表され、累計発行部数50万部のベストセラーとなった原作の絵本は、当初より映画化を前提として進められたプロジェクトだったそうですが、いまの心境をお聞かせください。
西野 準備はしっかりすぎるぐらいしてきたので、今は、一日も早く皆様にお見せしたくてたまりません。
──「えんとつ町のプペル」は全10章からなる壮大な物語で、絵本に描かれているのはその一部でした。映画では、えんとつ町誕生の謎や本当の主人公・ブルーノについて描かれるそうですが、最初の段階から脚本を書き終わるまで、どのように物語は膨らんでいったのでしょうか。
西野​ これまで僕は、夢を語れば笑われて、行動しては叩かれてきました。きっと、どこかに、僕と同じような目に遭われた方、もしくは今現在遭われている方はいるハズで……その人に向けて手紙を書くように脚本を書きました。

「信じぬくんだ。たとえひとりになっても」は自分に向けた言葉

──アニメーション制作を担当したSTUDIO 4℃、監督の廣田裕介さんとは、どのような話をされましたか。
西野 一番最初の段階で『変化球に逃げるのは辞めよう。僕たちはど真ん中のどメジャー作品を作ろう』という話をさせていただきました。
──原作の絵本に「信じぬくんだ。たとえひとりになっても」という印象的な言葉が登場します。この言葉に込めた思いについてお聞かせください。
西野 先が見えず、一人でもがいていた頃の自分に向けた言葉です。
──メディコム・トイの赤司竜彦代表取締役社長は『映画 えんとつ町のプペル』のシナリオを読んで非常に感銘を受け、許諾承認に先んじてLe Reve(ル・レーヴ)という北海道の帽子専門店に依頼して「ルビッチの帽子」を製作し、西野さんにお見せしたとうかがいました。
西野 とても素敵な帽子を作ってくださって光栄です。今後も一緒にモノ作りをしていけたら嬉しいです。
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ルビッチの帽子(映画えんとつ町のプペル)
サイズ|S:57cm(55~57)/ M:59cm(57~59)/ L:61cm(59~61)。ストラップ仕様でサイズ調整が可能
価格|2万8000円(税別)
製作|圓館和貴子(Le Reve)
販売方法|メディコム・トイ直営店舗及びオンラインストア各店にて受注生産
発送日|2020年12月より順次発送予定
※申込時期によって予告なく発送が遅れる事がございます。予めご容赦ください。
©️ 西野亮廣/「映画えんとつ町のプペル」製作委員会
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──他にもメディコム・トイからキャラクターのフィギュアがリリースされます。こちらの進行具合、フィギュアへの興味についてもお聞かせください。
西野 現在、鋭意制作中です。いつか、映画に出てくるプペルの実寸大フィギュアを作りたいです。
UDF えんとつ町のプぺル
サイズ|全高約90mm(ルビッチ)/ 全高約120mm(プペル)
価格|ルビッチ(普段着) 1500円(税別)/ プペル(第2形態) 2000円(税別)
発売日|2020年12月発売予定
取扱店舗|メディコム・トイ直営店舗及びオンラインストア各店ほか
※監修中のサンプルを撮影しております。発売商品とは異なる場合がございます。
©️ 西野亮廣/「映画えんとつ町のプペル」製作委員会
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──西野さんのメディコム・トイの印象をお聞かせください。
西野 表現のプラットフォーム。
──マーチャンダイズについての質問です。スター・ウォーズ第1作(77年)製作時、ジョージ・ルーカス監督は20世紀フォックス社から提示された監督料に納得いかず、交渉の結果、映画のマーチャンダイジング権の半分を獲得することで合意し、結果、映画収入を上回る巨額の富を得ることになりました。対して西野さんはご自身の作品の関連商品について、どのように展開していきたいと考えていますか。
西野 フリー素材にしたいと思っています。

新プロジェクト『こどもギフト』もスタート

──『映画 えんとつ町のプペル』以外で、いま西野さんが一番ワクワクしていることはなんですか。
西野 世界中の子供達に毎月絵本をプレゼントする『こどもギフト』というプロジェクトを先々月にスタートさせました。この活動を通じて、贈り合う文化が根付くといいなぁと思っています。
──今後もいくつか絵本のプロジェクトが進んでおり、現在製作中の絵本『みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~』は、『映画 えんとつ町のプペル』から3年後の話だとうかがっております。楽しみにしている方のために、どんな話になるか、少しだけ教えてください。
西野 『映画 えんとつ町のプペル』のラストシーンで、250年間続いた『えんとつ町』のルールが大きく変わります。そのルール変更によって職を失ったのが今回の主人公の『マルコ』です。優しいモンスターの物語を書きました。お楽しみに。
問い合わせ先

メディコム・トイ ユーザーサポート
Tel.03-3460-7555

西野亮廣/にしの あきひろ
1980年兵庫県生まれ。芸人・絵本作家。 著書は、絵本に『Dr.インクの星空キネマ』『ジップ& キャンディ ロボットたちのクリスマス』『オルゴールワールド』『えんとつ町のプペル』『ほんやのポンチョ』『チックタック~約束の時計台~』、小説に『グッド・ コマーシャル』、ビジネス書に『魔法のコンパス』『革命のファンファーレ』『バカとつき合うな』(堀江貴文氏と共著)『新世界』『新・ 魔法のコンパス』があり、全作ベストセラーとなる。絵本『えんとつ町のプペル』は累計59万部もの大ヒット。2020年12月25日公開予定の『映画 えんとつ町のプペル』では脚本・制作総指揮を務める。クラウドファンディングでの合計調達額は4億円を突破。オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」 は会員数7万人を超え、国内最大となっている。 芸能活動の枠を越え、さまざまなビジネス、表現活動を展開中。
                      
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