Leica｜プロ向けストア「ライカプロフェッショナルストア東京」リポート

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ライカカメラ世界初のプロフェッショナル向けストアが銀座にオープン

「ライカプロフェッショナルストア東京」リポート

プロ・アマを問わず世界中のフォトグラファーを魅了してやまないカメラといえば、ドイツが誇る光学機器メーカー、ライカカメラ社のカメラだろう。このたびそのライカカメラ社が、世界初となるプロフェッショナル・ハイアマチュア向けのストア「ライカプロフェッショナルストア東京」を銀座にオープンした。

加藤孝司 OPENERS BLOG更新中！

Text by KATO Takashi

写真とアートの創造的な空間に昂ぶる

「ライカプロフェッショナルストア東京」はライカカメラ社世界初となる、プロフェッショナルフォトグラファー、ハイアマチュアフォトグラファーのためのあたらしいスペースだ。場所は日本のライカファンにはおなじみのライカ銀座店が入居するビルの2階。ライカ銀座店の入口とは異なりエレベーターで2階に上がる。

ライカカメラ社が一昨年発表したプロ仕様のデジタルカメラ「ライカ Sシステム」。ミディアムフォーマットのデジタルカメラでありながら、35mmのフルサイズデジタルカメラと同等のサイズと操作感を誇り、ライカ Sシステムのために最適化された“ライカクオリティ”ともいえる最高の光学性能を備えたレンズ群をラインナップ。そして35mm版ライカのアスペクト比3:2と同等の新設計の撮像素子を採用するなど、ライカカメラの伝統を受け継ぎながら、あらゆる点において革新的なこのカメラを中心に、最高の環境で心ゆくまで試すことができるスペースがこの「ライカプロフェッショナルストア東京」である。

ライカカメラの中判デジタル一眼レフカメラ、ライカ Sシステムのフルラインナップをはじめ、伝統のライカMシステム（現行モデル）、レンズ、アクセサリー、メイド・イン・ジャーマニーの高性能コンパクトデジタルカメラ、ライカX1を展開。ライティングなどを完備したフォトシューティングスペースを併設し、ライカカメラを最高の状態でテスト撮影、その場で出力することもできる。

またフォトラウンジとしての機能をもち、ライカ S2など、ライカカメラを愛用するプロフェッショナルフォトグラファーによる作品の展示や、ライカユーザーのためのイベント、セミナーなども開催される予定だ。

先ごろおこなわれたオープニングイベントには、「ライカプロフェッショナルストア東京」のオープンにあわせ、独ライカカメラ社CEOのアルフレッド・ショプフ氏も来日。ライカカメラ社のこのあたらしい形態のストアを“写真とアートの創造的な空間”と位置づけ、今後、世界の重要な都市にかぎり、10店舗から15店舗展開する計画などが語られた。

既存のライカ銀座店の1階スペースは、製品販売に特化した現行のライカカメラを取り扱うスペースとし、あらたにオープンした「ライカプロフェッショナルストア東京」は、ライカ Sシステムをはじめ、プロ・ハイアマチュアのためのひと味ちがったスペースになる。もちろん購入後のアフターケアも万全だ。

ライカカメラの祖、オスカー・バルナックが35mm映画用フィルムを小型カメラ用に転用しライカ判といわれるカメラを試作したのが1914年。それから100年あまりが経ち、いまなお世界中のプロフェッショナルフォトグラファーを魅了してやまないライカカメラの本領発揮ともいえる、ライカカメラと、写真およびアート、美しさにこだわりをもつ人びとのためのスペースの誕生といえるだろう。