連載・和気雅美|“大人ハロウィン”2014はカナリアイエローとブラックで
FLORALUXE|フローラリュクス
今年のハロウィンは、カボチャの代わりにブーブ・クリコで乾杯!
“大人ハロウィン”2014は、カナリアイエローとブラックで
ハロウィンシーズンになると、日本の街のなかでもオレンジ色が目につくようになりました。この季節、「FLORALUXE(フローラリュクス)」でよく使うのは、ゴールドイエローと呼ぶ花たち ── ゴールドイエローとはイエローとオレンジの中間のような、カナリアイエローのような暖かみを感じる色。生花ならではの輝き、生命力を感じとることができます。
Text & Photographs by Wake Masami
心で感じる暖かさは、太陽のエッセンス
“タイクーンTycoon(大君、王者)”というゴージャスなネーミングのバラは、アフリカのケニヤから、さらに、カリフォルニア州の花カリフォルニアポピー、アフリカから空輸されるマリーゴールド、シンガポールからシンビジウム、沖縄からサンタンカ……、どれもが太陽の光をたくさん吸収して育った花。心で感じる暖かさは、太陽のエッセンスかもしれません。
ブラックな器にアレンジしたカナリアイエローの花
そしてこのイエローといえば、フランスのシャンパーニュブランド「Veuve Clicquot(ブーブ・クリコ)」のシンボルカラーです。1873年のヴィンテージに“特別な装い”として黄色いラベルを貼ったのがはじまりとのこと。3年後にイギリス市場向けのドライ・ヴィンテージをほかと区別するための印としてイエローラベルになったようですが、特徴的でオリジナリティの高いこのイエローのラベルが顧客にも受け入れられブランドカラーとして浸透していったようです。
興味深いのは、最初は現在のカナリアイエローではなくもっと薄い色だったようで、年代とともに徐々に濃くなってきて、現在の特徴的なイエローに定着したそうです。
そんなエピソードとともに、ブラックな器にアレンジしたカナリアイエローの花を眺めながら、今年のハロウィンはカボチャの代わりにブーブ・クリコで乾杯!
<INFORMATION>
表参道の「FLORALUXE / New York Flower School」では10月31日(金)まで、ハロウィンフラワーレッスンを開催中。11月1日(土)からは、クリスマスフラワーデコレーションの販売およびワークショップもスタートします。
FLORALUXE / New York Flower School
東京都渋谷区神宮前4-15-13 From Red B1-B
Tel. 03-3446-3187(不定休・予約制)
info@floraluxe.com
(フローラリュクス)www.floraluxe.com
(スクール)www.nyflowerschool.com