マシュー・ワォルドマン パーソナルQ&A
マシュー・ワォルドマンに聞く、10の質問
時計の概念をくつがえすようなデザイン性で、世界的に知られる腕時計ブランド「NOOKA」を手がける、クリエイティブ・ディレクター、マシュー・ワォルドマン。日々感じたことから自身のクリエイティブまでを語る、待望の新連載がスタート。第1回めとなるこんかいはマシュー・ワォルドマンへの10の質問。
聞き手=ヤマダユウ、武井正樹
Q 子どものころはどんな子でしたか?
すごくおしゃべり。賢くて(笑)、でも気むずかしい子だったと思う。
とても繊細で、たとえば、ベトナム戦争のニュースをテレビで観たあと、数年間は悪夢をよく見て、あまり眠れなかった。踏まれた虫を見ても泣き出す子だったね。
親には、鉛筆と紙があったら退屈しない子でありがたいといわれた。
Q 子どものころの夢は?
戦争のない社会。ほかの惑星に行ける技術を身につけること。
Q 自分で何かをデザインしたい、と思った最初のきっかけは?
人に何か考えさせたいものを作りたいと思ったから。
Q デザインする上で、もっとも影響をうけたものはなんですか?
60~70年代のSCIFIとファション。
Q もしデザイナーになっていなければ、いまは何をしている?
言語学者か、科学者……かな。
Q クリエイションの源泉は?
夢ですね。大げさかもしれないけれど、 理想的な世界に住めないのであれば、その理想に近づくモノやシステムをつくりたい。それらが理想的に見えるだけだとしても価値があると思う。
Q 東京でどこがいちばん好きですか?
いちばん難しい質問ですね(笑)。 好きなラーメン屋とモスバーガーが近くにあるから道玄坂かな?
Q 日本のカルチャーで何がいちばん好きですか?
「味」です。本当に食べものがおいしいから!
Q NOOKAのウォッチをつけている人を偶然みたときの感想は?
街で見るたびに、「あれ!? ホントにかっこいい時計だ。誰のデザインだろう?」と思ってしまう(笑)。自分がデザインした時計に人気があることが幻のことように感じられて、いつもおどろいてしまう。感謝してます。
Q 1日何時間くらい寝ますか?
夜6.5時間。あと、できれば会社で20分仮眠しています。