also craft #01 『F-style』
Design
2015年5月29日

also craft #01 『F-style』

五十嵐恵美と星野若菜によるユニット「F-style」

ランドスケープ プロダクツ中原慎一郎による工藝をテーマとした様々な出会いを紹介する "also craft" 。
第一回目は新潟で活躍する二人組、五十嵐恵美と星野若菜によるユニット「F-style」を紹介します。

F-styleとの出会いは新しい新潟との出会い

会おうと思えばいつでも会えたのかもしれないが、ちゃんとF-styleの二人、五十嵐さんと星野さんに出会ったのは比較的最近のこと。
彼女らはともに新潟生まれ。2001年に東北芸術工科大学卒業後、新潟市にてデザイン事務所「エフスタイル」を開設。日本の地場産業を中心とした デザイン提案から販路の開拓までを一貫して行っている。
こんな風に出会いを焦らせることが最近できるようになった気がする。というよりも一番ベストなタイミングで会いたい人たちであったからこそそうしたのだと思う。
人よりも物からの出会いの方がよい出会いがあるように思うことが最近多い。

僕の店であるプレイマウンテンにおいても彼女らのディレクションしたプロダクトを出会う前から取り扱いしていて、僕自身彼女らのプロダクトのいくつかに(本人たちに会う前に)すでにハマってしまっていた。

なかでも靴下。オーガニックコットンであることももちろんその良さであるのだけれどもそれ以前にその作りに良さがあってずれ落ちない、そして締めつけないのだ。靴下にこんなに満足感を感じたのははじめての経験であった。

これ以外にも籐製品や、曲げワッパ、ろうそくといったものまで彼女らの直感で選ばれ、絶妙の工夫を加えられたモノたちが気持ちよいペースで発表されている。

彼女たちは新潟や山形の地場産業をいまの目で見つめ直し、気持ちのいいリズムでそれらを編集しようとしている。その心地よいリズムがそのプロダクトに表れていて使い心地以上の「何か」を感じさせてくれる。

僕自身が今直面している問題への一番のお手本でもある。

F-style エフスタイル
住所|新潟市中央区関屋下川原町2-658
でんわ|025-232-1322

           
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