WISTERIA|二俣公一デザイン「SHOE STOOL」6月中旬発売
Design
2015年2月2日

WISTERIA|二俣公一デザイン「SHOE STOOL」6月中旬発売

WISTERIA|ウィステリア

ファッションブランド「FUJITO」10周年アニバーサリーアイテム

二俣公一デザイン「SHOE STOOL」

ファッションブランド「FUJITO」が展開する福岡・長浜のフラッグシップショップ「Directors」が、オープンから5年目の5月中旬、移転オープン。「FUJITO」デザイナーの藤戸 剛氏が追求する“紳士服用品店”となり、ブランドの世界観がより深まった新店舗のデザインをケース・リアルの二俣公一氏が担当した。「FUJITO」の10周年アニバーサリーアイテムの「SHOE STOOL(シュー・スツール)」も二俣氏のデザインだ。

Text by FUTATSUMATA Koichi Photographs by MIZUSAKI Hiroshi

rumors|通販サイトへ

家具でありながらヘビーデューティな道具として捉えてデザイン

このスツール「SHOE STOOL(シュー・スツール)」は、福岡を拠点とするファッションブランド「FUJITO」の10周年アニバーサリーアイテムとして二俣によってデザインされたものである。

玄関先での靴の脱ぎ履きや軽い手入れなどに重宝するコンパクトな靴専用のスツールで、脱ぎ履きの際の腰掛けとしてはもちろんのこと、靴を履いたままレースを結んだりブラシをかけたりする際の足乗せ台として、またそれら手入れのためのブラシやクロス、クリームやスプレー類、靴べらなどの小物収納も備えている。

二俣公一|シュー・スツール 02

二俣公一|シュー・スツール 03

狭い玄関でも邪魔にならないよう、幅250mmとスツールとしてはかなりコンパクトながら、使用した無垢のスチールの重量によって想像以上の安定感をもっている。また、玄関やその外部でのラフな使用をも考慮し、仕上げには工具などにもよく用いられる三価クロメートメッキを用い、家具でありながらヘビーデューティな道具として捉えてデザインされている。

二俣公一|シュー・スツール 04

二俣公一|シュー・スツール 05

二俣公一|FUTATSUMATA Koichi
デザイナー。1975年、鹿児島生まれ。空間、建築、家具、プロダクトと国内外でさまざまなデザインをおこなう。1998年より自らの活動を開始し、2000年デザインスタジオ「ケース・リアル(CASE-REAL)」を福岡に設立。2005年、同東京事務所設置。2013年、プロダクト/オブジェクトデザインに特化する「二俣スタジオ (KOICHI FUTATSUMATA STUDIO)」をケース・リアル内に設置。今夏には、瀬戸内海・豊島の海辺に設計を手がける「海のレストラン」がオープンするほか、各地で住宅設計やショップデザインなどさまざまなプロジェクトが進行中である。2011年には自身がデザインしたオーディオアンプ「22」がサンフランシスコ近代美術館のパーマネントコレクションに選出されている。

ケース・リアル|www.casereal.com
二俣スタジオ|www.futatsumata.com

二俣公一|シュー・スツール 06

SHOE STOOL(シュー・スツール)
価格|9万4500円
デザイン|二俣公一/二俣スタジオ(www.futatsumata.com)
メーカー|WISTERIA Co.,Ltd.(www.wstra.com)
サイズ|W250×D400×H450mm
素材|スチール、三価クロメートメッキ
発売日|2013年6月中旬

問い合わせ
Directors
福岡県福岡市中央区長浜2-4 新長浜ビル120
Tel. 092-733-3997
営業時間|12:00~20:00
www.wstra.com

           
Photo Gallery