アウディのフラッグシップスポーツ「R8」がマイナーチェンジ|Audi

Audi R8 Decennium|アウディ R8 デセニウム

CAR / NEWS
2019年8月29日

アウディのフラッグシップスポーツ「R8」がマイナーチェンジ|Audi

Audi R8|アウディ R8

フラッグシップスポーツR8がマイナーチェンジ

アウディ ジャパンは、フラッグシップスポーツ「R8」の「クーペ」とオープンモデル「スパイダー」のマイナーチェンジを実施すると同時に、世界222台限定の特別仕様車「R8 デセニウム」を発表。いずれも今年12月以降にデリバリーされる。

Text by YANAKA Tomomi

5.2リッターV10エンジンは最高出力620psまで進化

2016年に2世代目へとモデルチェンジした「R8」がマイナーチェンジを迎えた。

このマイナーチェンジにともないエンジンも進化。クーペ、スパイダーともに自然吸気の5.2リッターV10エンジンは過去最高となる最高出力620ps、最大トルク580Nmまで引き上げられ、7段Sトロニックトランスミッションを介して四輪駆動する。

トルクは運転状況に応じて自動で分配し、極限の状態では前輪または後輪のいずれかに100パーセントのトルクを伝達することも可能という。また、低負荷時にはエンジンの片バンクを停止させるシリンダー オン デマンド(COD)を採用。アクセルペダルをオフにした時にはエンジンを駆動系から切り離すコースティング モードとともに環境性能も高められた。

フレームは、アルミニウムとカーボンファイバー(CFRP)を組み合わせることで軽量化と高剛性化に寄与。ダブルウィッシュボーンサスペンションのアーム類はすべてアルミ化し、サスペンションにはアウディ マグネティック ライドを搭載。ブレーキは耐フェード性にすぐれ、バネ下重量軽減にもなるカーボンファイバー セラミック ブレーキが用意された。そして、足元には新デザインの20インチ ホイールを標準装備する。
エクステリアも大胆に進化。ロー&ワイドになったシングルフレーム グリルや縦に分割されたフロントサイドのエアインレットなどにより、シャープなスタイリングに。リアは、ボディ幅いっぱいにエアアウトレットが広がり、大胆なデザインのリアディフューザーには楕円形の大型エキゾーストパイプがインストールされた。

クーペではサイドウインドウ部とボディサイドにサイドブレードを2分割し、スパイダーでもエアインテーク部にサイドブレーキを装着することでミッドシップスポーツであることを主張する。

インテリアではフォーミュラカーをイメージさせるモノポストデザインを採用するなど、よりスポーティな印象。メーターパネル内には12.3インチのTFTディスプレイを配し、ドライバー インフォメーション システム(DIS)や地図表示などの機能を統合したバーチャル コックピットが標準装備された。

価格はクーペが3,001万円、スパイダーが3,146万円となる。
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