DS7クロスバックにプラグインハイブリッドの4WDモデル「E-TENSE 4×4」登場|DS
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2021年3月11日

DS7クロスバックにプラグインハイブリッドの4WDモデル「E-TENSE 4×4」登場|DS

DS7 CROSSBACK E-TENSE 4×4|DS7 クロスバックE-TENSE 4×4

DS7クロスバックにプラグインハイブリッドの4WDモデル登場

グループPSAジャパンは3月10日、DSオートモビルのフラッグシップSUV「DS7クロスバック」に、プラグインハイブリッド(PHEV)の4WDモデル「E-TENSE 4×4」を追加し、同日から販売を開始した。

Text by HARA Akira

1.6リッター ターボガソリンエンジンと2モーターPHEVシステムを搭載

DS7 クロスバックE-TENSE 4×4は、全長4,590×全幅1,895×全高1,635mmというミドルサイズのボディに2モーターPHEVシステムを搭載し、4輪を駆動する同ブランドのフラッグシップSUVモデルとなる。
パワートレインは、フロントの1.6リッター PureTechターボガソリンエンジン(200ps/300Nm)と81.2kW/110psのフロントアクスル用モーター、83kW/112psのリアアクスル用モーターという組み合わせ。システム総合出力では300ps/520Nmというハイパフォーマンスを誇っている。ガソリンエンジンの低回転域でのトルクを前後モーターが補うことで、0-100km/h加速はわずか5.9秒(純ガソリンエンジン仕様は8.2秒)。さらに前後モーターは、緻密に協調制御することで路面情報に応じたアクティブな駆動力制御を行うことができる。
内燃機関を使わないエレクトリックモードでの走行は56km(WLTCモード)を可能とし、ハイブリッド燃料消費率は14.0km/ℓ。ドライブモードは、このほか効率の最大化を図るハイブリッドモード、DSアクティブスキャンサスペンションを作動させるコンフォートモード、内燃機関のポテンシャルを最大限に引き出すスポーツモード、前後のモーターを独立して制御しトラクションを最大化する4WDモードがある。
またこれらのモードとは別に、フォーミュラEからインスパイアされたDモードとBモードの2つのエネルギー回生システムを搭載し、ドライバーは好みに応じてシフトレバーの操作により随時選択ができる。リチウムイオントラクション(走行用)バッテリーは13.2kWhの容量をもち、リアシート下に格納。満充電に要する時間は、3kW/200Vで約5時間、6kW/200Vで約2.5時間。無料のスマートフォン用アプリMyDSを使えば、充電予約と状況の確認、そしてエアコンのプリコンディショニングの遠隔操作ができるという。
エクステリアでは E-TENSEならではのアクセントとして各部にE-TENSEのマークを配し、ハイライト部分がシャンパンゴールドに輝く専用ボディカラーのクリスタルパールを新設定。精緻にレーザーカットされたテールライト、システムオン時に回転してドライバーを迎えるヘッドライトなどが特徴となる。
インテリアは、DSオートモビルの真骨頂であるDS LOUNGEと呼ばれる優美なフレンチラグジュアリーそのものの空間が広がっている。品格を感じさせるパールグレーのレザーに大胆に施されたひし形のステッチのほか、ひし形の反復によるメーターとモニターのグラフィックとオリジナルフォントからは、1920年代にフランスで生まれ、世界に波及したアール・デコ様式からの系譜を彷彿とさせる。また、8インチのタッチスクリーンの上部中央には、B.R.M製のアナログ時計を配し、下には、タッチコントロールスイッチとひし形に掘り込まれたボリュームダイヤルが備わっている。
このほか、マルチファンクションカメラの画像解析で前方の路面状況をセンシングしてフィードフォワードでサスペンションを自動制御する「DS アクティブスキャンサスペンション」、アクティブクルーズコントロールとレーンポジショニングシステムを統合制御する「DS コネクテッドパイロット」、駐車可能なスペースを検知し、必要なステアリング、アクセル、ブレーキ、ギアチェンジ操作のすべてをサポートする「DS パークパイロット」などを装備する。
グレードはGrand Chicのモノグレード展開で、価格は732万円となる。
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