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2020年12月22日
ランボルギーニ、スクアドラ・コルセが手掛けた公道仕様のオープントップレーシングカー「SC20」発表|Lamborghini
Lamborghini SC20|ランボルギーニ SC20
スクアドラ・コルセが手掛けた公道仕様のオープントップレーシングカー「SC20」発表
ランボルギーニのモータースポーツ部門スクアドラ・コルセは、公道仕様のオープントップレーシングカー「SC20」を発表した。
Text by YANAKA Tomomi
開発目標は「唯一無二のクルマをつくる」
ランボルギーニのデザイン部門チェントロ・スティーレがデザインを手掛け、モータースポーツ部門スクアドラ・コルセによって設計された2台目のワンオフモデルとなるSC20が発表された。
「唯一無二のクルマをつくること」を目標として開発されたSC20。オーナーのリクエストをもとにランボルギーニのデザイナーがスケッチを描いたデザインを用い、パフォーマンス、レース仕様のエアロダイナミクスを組み合わせ、ほかのモデルでは見られないラインとディテールも取り入れられた。
カーボンファイバー製のボディは、エアロダイナミクス・エンジニアが手作業で磨き上げ、マシンの性能とコックピットに座るドライバーのどちらにとっても最適なエアフローが実現されたといい、オープンカーでありながら高速走行でも快適なドライビングが可能となっているとランボルギーニでは謳う。
特徴的なフロントスプリッターは2枚のフィンが囲み、ボンネットのエアインテークは「ウラカンGT3 EVO」からインスパイアを受けたもの。彫刻のようなサイド部分にはサーキット用ハイパーカー「エッセンツァ」で使用したソリューションが反映され、リア部分にはカーボンファイバー製ウィングが取り付けられた。
さらに、SC20はほかのモデルはないディティールが特徴。ボディカラーはホワイトをベースに、ブルーの塗装が存在感を放ち、インテリアも同色系をあしらい、ブラックとホワイトが交互に使用された。
パッセンジャーコンパートメントはダッシュボードカバー、リアウォール、ドアパネル、ステアリングのトリムに至るまでカーボンファイバー製モノコック構造を採用。カーボンファイバーはこのほかにもアルカンターラ素材とレザーで仕上げたシートのシェル部分にも用いられた。
心臓部は、ランボルギーニのフラッグシップであるV12型をベースにした6.5リッターV12自然吸気エンジンで、最高出力770CV、最大トルク720Nmを発生。7段ISRトランスミッションを介し、セントラル・エレクトロニック・ディファレンシャルを備えた四輪駆動システムでパワーを制御する。
足元には前輪が20インチ、後輪が21インチのシングルナットアルミリムホイールにピレリ「P Zero Corsa」を装着した。
ランボルギーニのチーフテクニカルオフィサーのマウリツィオ・レッジャーニ氏は「SC20は洗練された技術、イタリアのクラフツマンシップ、スポーティネス、先進のデザインが融合したマシンです。まぎれもなくランボルギーニのDNAを受け継いだ画期的なオープンタイプカーのロールモデルであるといえます」とコメントしている。
ランボルギーニ、スクアドラ・コルセが手掛けた公道仕様のオープントップレーシングカー「SC20」発表
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