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2022年5月2日
カレラRS2.7をモチーフとした新型ポルシェ911スポーツクラシックが登場｜Porsche
Porsche911 Sport Classic｜ポルシェ911スポーツクラシック
カレラRS2.7をモチーフとした新型ポルシェ911スポーツクラシックが登場
ポルシェAGは4月28日、4モデルの登場が予定されているポルシェヘリテージデザインモデルの2番目となる、新型「ポルシェ911スポーツクラシック」を発表。世界限定1,250台が販売される。
Text by HARA Akira
歴史的デザインエレメントを再定義
新型ポルシェ911スポーツクラシックのエクステリアは、911ターボのようなワイドボディと、伝説ともいえる911カレラRS2.7のダックテールスポイラー、そしてダブルバブルルーフがハイライト。
ボディカラーはスポーツグレーの他に、ブラック、アゲートグレー、ゲンチアンブルーメタリックを用意したほか、パーソナルなカラーでのペイントもオーダー可能になっている。また、ボンネットからルーフ、リヤスポイラーにかけてスポーツグレーでペイントされた２本のストライプが、911スポーツクラシックのキャラクターをより強調している。
インテリアは初期911の特徴とも言える千鳥格子がドアパネルやシート中央部分を彩り、アニリンレザーを使用したブラックとコニャックのツートーンレザーがエクステリアカラーとの上品なコントラストを生み出している。
リアに搭載する3.7リッターツインターボの水平対向6気筒エンジンは、現行マニュアルモデル中最強となる最高出力550psを発生し、7段マニュアルトランスミッションで後輪を駆動。この7段ギアボックスにはシフトダウン時にエンジン回転数を調整する自動ブリッピング機能を採用していて、専用開発した標準装備のスポーツエグゾーストシステムによって、スポーツクラシックにふさわしいよりエモーショナルなサウンドを発生する。
サスペンションは911ターボおよびGTSシリーズをベースとし、そのハイパフォーマンスに合わせて最適化。標準装備のポルシェアクティブサスペンションマネージメント(PASM)はショックアブソーバーの硬さを状況に合わせて瞬時に調整し、車高を10㎜下げるスポーツサスペンションもPASMと同じく標準装備となっている。
ポルシェクラシックやエクスクルーシブマニュファクチャーなどを統括するアレキサンダー･ファビックは「ポルシェの製品戦略中、もっともエモーショナルなコンセプトから生まれたのがヘリテージデザインモデルです。これらのユニークなモデルではポルシェのデザイン部門とエクスクルーシブマニュファクチャーが、歴代のアイコニックな911のエクステリアや、1950年代から1980年代の装備やデザインを改めて定義しています」とコメントしている。
4モデルのリリースを予定しているヘリテージデザインモデルからは、1950年代および1960年代のデザインエレメントを採用した「911タルガ4Sヘリテージデザインエディション」が2020年に発売。 また、2009年にデビューしたタイプ997世代の初代911スポーツクラシックは、1964年から1973年に渡って生産された初代911と、1972年に発表された911カレラRS2.7にインスパイアされたモデルで、初期のポルシェ356でよく見られたファッショングレーにペイントされていた。
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