マリナーが手掛ける12台限定の新型2シーター「バカラル」ワールドプレミア|Bentley
CAR / NEWS
2020年3月9日

マリナーが手掛ける12台限定の新型2シーター「バカラル」ワールドプレミア|Bentley

Bentley Bacalar|ベントレー バカラル

マリナーが手掛ける12台限定の新型2シーター「バカラル」ワールドプレミア

ベントレーは、12台限定の新型2ドアモデル「バカラル」をワールドプレミア。ベントレーのビスポーク部門マリナーによりハンドビルドされたビスポークカーだ。

Text by YANAKA Tomomi

マリナーがオーナーの好みに合わせてハンドクラフト

2020年3月のジュネーブモーターショーで初披露される予定だったバカラル。新型コロナウイルスの影響拡大のため、モーターショーが中止となり、ベントレーの本社がある英国・クルーからの初公開となった。
バカラルは2ドアモデルのグランドツアラーで、メキシコのユカタン半島にある美しい湖「バカラル湖」にちなんで命名。ドライバーに焦点を当て、ルーフのないバルケッタデザインが取り入れられているのが特徴だ。
16世紀に豪華な馬車を作る工房をルーツに持ち、世界最古の歴史を誇る名門コーチビルダーといわれるマリナーは、このバカラルの誕生を機に、「クラシック」「コレクション」「コーチビルド」の3部門体制となるという。
バカラルのデザインは、ベントレー100周年記念コンセプトカーとして2019年夏に発表された「EXP 100GT」からDNAを受け継ぐとともに、サステナブルな素材を採用。メタリックな仕上がりにはもみ殻の灰が、ダッシュボードには5000年以上前の倒木「リバーウッド」が用いられたほか、英国産ウールなども使用された。
パワーユニットには6.0リッターW12 TSIエンジンの強化バージョンを搭載。最高出力659ps、最大トルク900Nmを発生し、8段デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせる。駆動はAWDシステムを採用することで、走行状況に応じて前後輪へのトルク分配を変更。可能な限り後輪駆動モードでの走行となるという。
キャビン内のディテールやアイテムにも独特なデザインを採用。座席後方には半密閉式のラゲッジスペースが用意され、そこに収めるトランクもまたマリナーによる注文製作となるそう。「D」の形状をした新設計のステアリングホイールや、センターコンソールの中央にはローテーションディスプレイも設置された。
すでに12台すべての割り当てが決まっており、カーボンニュートラルな英国クルーの工場で1台1台フルオーダーでハンドクラフトされるという。
問い合わせ先

ベントレーコール
Tel.0120-97-7797
https://www.bentleymotors.jp/

                      
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